荒唐無稽なことが起こっても、夢でした、で終わらせる。
夢オチは安直なので、テレビドラマ業界では御法度ごはっと。
それがプロデューサーの主張だ。
口癖は、夢オチを書く奴はぶっ殺す。
けど、俺は覚えている。
彼は十数年前、俺の脚本を夢オチに変えたのだ。
彼をぶっ殺さなくっちゃな。これは、夢オチじゃない。