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第43話 家族愛はゲームの世界を救えるのか? (2)

「ええ、分りました。婿殿──。何太后陛下へとパーティーリーダーの権限を戻しますね」


 何進将軍はお馬ちゃんに跨り、戟とお尻をプリプリと振りながら、本当にこのエルフの姉妹は男泣かせと言うか? エロイ声音……。


 そう男達の精慾を発情させ、脳を蕩けさすような声音と仕草をするから、僕ちゃんは、とのに対して、自分の身体が本当に持つのだろうか? と不安に思う。


 だって何太后さまが劉弁小霊帝さまと毎夜『うらめしや~♪』と僕の枕元に立ち、寝床に潜り込んでは精気生気を絞りとられていた時は、


李儒理樹どうしたの、その顔? 顔色は悪いし、頬もこけ、ミイラみたいになってきているけれど大丈夫なのか?」


 僕は翌朝両親や学園の友人達に心配されるくらい、夜明け近くまで何太后さまは甘えてきていたから。


 僕は先が思いやられ、不安になるけれど。


 何太后さまと劉弁小霊帝さまに関しては、僕は前世の過ちを悔いて、一生尽くし養いますと誓ったから。


 何姉さんや王允先生、貂蝉……。


 そして皇甫嵩将軍他も、僕が今から勉学に勤しんでよい大学に入学、卒業して医者か弁護士……。大企業に勤めるか? 国家官僚になり『えっ、へへへ』と言うことをしてみんなのことは一生賭けて守り、養うから、心配しないでと。


 僕は心に決め、決意をすれば。


「何新将軍──。では師の旗を何太后さまにおねがいします」


 と軍師らしく告げるのだった。




 ◇◇◇



(済)

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