まあ、生前からも、そんなところがある何太后さま……。本当に己の欲望に対して正直な方だから、生前と同じで、自分の伴侶に先立たれる不孝は嫌だと不満を絶叫交じりで叫べば。
「わん、わん……。いやじゃ、いやじゃ……。せっかくピチピチで元気のよい、荒々しく激しい婿をもらって毎晩満足しているのに。朕よりも
その後は
まあ、
「う~ん、確かにのぅ」
「理君が先に他界するのは嫌だよね」
「それもどうやら家の婿殿は、後数十年もしたら冥府へと旅立つらしい」
「どうしよう?」
「どうしますか?」
「また再婚となると面倒だな、手続きが……」
「子供と一緒に暮らしてれば良くねぇ?」
「まあ、それでもよろしいのですが、自分の身体が老いてくれるのならば別に問題はございませんが。自分の身体は老いずにピチピチどころじゃなく、女として成熟しますから。やはり伴侶がいないと寂しいですわね……」
「う~ん、確かに……」
まあ、この他にもさ、この場に居る女神さま、精霊さま、天女さま……。僕のお嫁さん達は、この後も不満を漏らしながら会議を続ける。