程昱先生は生徒のみんながいる前で、講堂の舞台の上から、他人の目があろうともおかまいなしに、僕のことを名指ししながら『きゃ~』と黄色い声をだしつつ、手を振りながら最後は投げキスをまでも可愛く、丁寧に披露してくれた。
だから『ジロリ!』と熱く、冷たく、冷淡な視線が何故か僕や程昱先生と一緒に暮らしている何太后さまや王允先生も含めて、ほぼ全校生徒から男女問わずレイザービームを送られてくるから。
僕は「えっ!」と驚嘆して、『ど、どうしよう?』と困惑してしまう。
そんな僕の狼狽し、頭を抱える様子を見た貂蝉の奴は「はぁ~」と呆れたように嘆息を漏らし、「あっ、はははははは。理君大変だね」と董旻さんが苦笑いを浮かべれば。
「……理君、軽率すぎる……。もっと策を練らないとだめだ……」
いつも眠たそうな顔をしている天然ボケの賈詡ちゃんからもダメダメ男だと罵られてしまうと。