【大浴場】
「亜沙美さんってば!」
「…あっ!?ひゃい!」
「上の空ですわね……亜沙美さん。サウナに行ってみませんか?」
亜沙美は梨香の立派な身体を羨ましがってはいるが、今は太一との事を聞かれるんだろうな?とばかり考えていた
すっかり梨香を放置してしまっていたので、お詫びも含めて彼女の提案に乗ったのだが…
「まずは、そこのお水を飲みましょう。水分が低下した状態でのサウナは身体に悪いかもしれませんから」
「そ、そうですね…」
入り口に設置されている飲み水をコップに半分ほど入れ、飲んでからサウナルームに入る2人
【サウナルーム】
「亜沙美さんはサウナは初めて?………そう、じゃあ今回はそこにあるストーブでの加熱はやめておきましょう」
そう言うと梨香は亜沙美を部屋の奥の端っこへ誘導した。隅の方が若干温度が低いから、という理由もあるが梨香には別の理由があった
「うわぁ…サウナって結構熱いんですね…梨香さんは何回か使ってるんですか?」
「えぇそうですね…ふぅ、ここは思ったより熱いですね…亜沙美さん、無理すると倒れてしまいますから気を付けてくださいね?」
「あ、はい…分かりました…」
(本当に梨香さんってスタイル良いなぁ…)
亜沙美より少し背も高く、委員長をしていて学力もあり美人で胸の大きい梨香を亜沙美は、尊敬の念も抱きながらマジマジと眺めていた
「亜沙美さん?」
「はひぃ!?」
「ε٩(๑>ω<)۶зもお!また私の身体をジロジロ見てましたのね?…胸なのですか?…大きくても良い事なんて無いんですのよ?…肩はこりやすいですし、足元は見にくいですし…」
(( ゜∀゜):∵グハッ!!持てる者の余裕来ちゃったよ!)
「ポンッ」
梨香はそっと亜沙美の肩に手を置いた
「な、何ですかっ?」
「亜沙美さん。こんなに肌がツヤツヤで羨ましいですわ。私は生まれつき皮膚の病気を持ってましたの……中学時代で治りましたけど…それまでは外で遊ぶことも出来ずに、寂しい思いをしましたのよ?」
「そ、そうだったんですか…」
ソレからしばらくの沈黙が流れた。思い返してみれば…引き籠もりの亜沙美からは、ほとんど話のネタを振れず梨香の問い掛けに生返事しているばかりだった
その気まずさに耐えられず何でもいいから自分から話しかけようと、梨香の姿を見てみると…梨香が真剣な顔で見詰めてきていたので、亜沙美は後ろに仰け反ってしまう
「あ、あのですね亜沙美さん…貴女は太一くんの事…どう思ってらっしゃいますの?…太一くんは本来あまり積極的に行動できない人だと認識していたのですけど…貴女を登校させようと躍起(やっき)になったり…今回の温泉旅行も彼から提案してきたり…私の知る太一くんでは普段有り得ない行動でしたので、私は驚いているんですのよ?」
「( ゜∀゜):∵グハッ!!か、か…」
「か?…何ですか?」
「可愛すぎかよっ!?…キュ〜…_( _˟꒳˟ )_」
「ちょっと!亜沙美さん?亜沙美さ〜ん!?」
温泉+サウナ+引き籠もり故の緊張+入浴中の梨香の可愛いさと胸のデカさ…色々なモノにノックアウトされた亜沙美は湯あたりをおこし、そのまま床に倒れてしまった
【ホテルの部屋】
「(/◎\)ゴクゴクッ…(*>∀<*)プハー♪2人ともごめんね〜。助かったよ」
「い、いや…良くなったみたいで安心したよ」
湯あたりして倒れた亜沙美に
「水分補給してください」
と、清涼飲料水を渡した梨香。ソレを飲み干した亜沙美が部屋まで運んでくれた太一にお礼を言おうと彼を見てみると…
「( „❛ ֊ ❛„)んっ?どうして太一まで顔を赤くしちゃってんの?太一も湯あたりしたん?」
「(;゜∀゜)い、イヤイヤイヤイヤ...でも、まぁ…俺も少し長湯し過ぎたかもな…あはは…」
と、太一は誤魔化したが…倒れた亜沙美をおんぶして部屋まで運ぶ時…背中に柔らかい亜沙美のプリンが押し当てられたいた感触が、太一のキカン棒を強く刺激していたのだ
(あの柔らかい膨らみは反則だって!亜沙美…全身柔らかかったし…甘い匂いで俺まで倒れそうだってーの…)
昼間、倒れそうになった梨香を抱くように支え、今は倒れた亜沙美を背中におんぶした太一は、今日1日で同い年の女子高生の旨みエキスを強烈に味わっていた。その刺激が強過ぎて今夜は大人しく眠れそうにない太一だった
続く