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今年の春に高校二年生を迎えたばかりの17歳になる、花咲く乙女な私の名前は、
160くらいのやせ形に、肩まで伸びた茶色の癖のない髪型。
少し小鼻でパッチリ二重で、それなりの美少女で肌は白い。
その
そんな私に気に入った人ができれば、肉食系の私からガツンと告白し、この
交際期間は長くても三日間。
理由はともかく、とある理由ですぐにフラれてしまうのだ。
周りからは遊んでいる風に見えて、実は初めてのキスもまだな私は、今日も三学年の一つ年上の男子とデート? を重ねる。
だが、今回の出会った彼、
私はどうして、こんな彼に想いを伝えたのだろうか?
そもそも彼は私の告白にも面倒くさい対応で、曖昧な二つ返事だったはず。
だけど、そんな異質な彼に、私、弥生は段々と惹かれていく。
実は自分には、特殊な能力があることをひた隠しにしながら……。
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もし、私のこの能力が判明したら、いくら彼でも私を嫌いになってしまうだろう。
それに向こうが交際経験が一度? もなく、私の見た目が可愛いだけで、寄ってくる相手なんてその程度。
ただ、私の体に興味があるだけの獣。
この恋が、いつもよりも長続きするのなら、私のこの体を捧げればよい。
私の体験談では男やイケメンなんて、自分のルックスを武器に次々と女性に手を出す、そんな軽い人ばかりだ。
この教室から見える、校庭からの桜の花びらのように、今回の恋もすぐに散ってしまうだろう。
そう思っていたが、彼は違った。
彼はどういう理由か、まるで女性自身に興味がなさそうな男子だったのだ。
彼と行動を一緒にするたびに、信じられない出来事ばかりやってくる。
はたして、こんな一方通行な交差点のような、二人の恋は上手くいくのだろうか……。
そう、こんな私だって、ずっと心に響くような素敵な恋をしたい……。