どのくらい、意識を失ってしまったのか?気が付くと私は保健室のベッドに眠っていた。私とした事が、どうやら最後のフルスイングを決めた瞬間に体力切れになって意識を失ったそうだ。
真澄「……気が付いた見たいだな。」
声の方を向けると、隣のベッドに真澄が上半身だけ起こして私を見つめていた。どうやら真澄も、最後の投球を決めた際に体力切れで倒れたんだろう。
涼子「何だ。お前も倒れたのか。」
真澄「ああ、まさか意識を失う程に投げ続ける何て、喧嘩し始めて以来だろうな…。」
涼子「それで、どうすんだ?お互い倒れてしまったんだし。その、引き分けで良いぞ?」
真澄「いや、約束は約束だ。入ってやるよ、女子野球同好会。丁度、喧嘩にも飽きて来たしな…。」
真澄は優しく微笑む、こうして私は元相棒を新たな仲間に加え、部への設立は残り2人となった。
真澄「これから宜しく頼んだぜ、部長。」
涼子「……おうよ、宜しくな。」
ベッド越しながらも、2人は互いの拳と拳を重ね合わせるのであった。