「ふわぁ……あったけぇ♡」
風呂で温まる姉ちゃんがおっさんみたいな声を出す。
「俺も同感だ。姉ちゃん抱きながら風呂に浸かるなんて思ってなかったわい」
「「ふいぃ♪」」
「あはは。にーちゃんと
エッチしながら銭湯で風呂に浸かるおっさんみたいな声を出す俺達二人。
「やっぱり二人は姉弟なんだねぇ。そっくりだよその仕草」
ほのぼのした空気で染まっていく俺達。俺に密着した姉ちゃん。
側に寄り添うように二人はべる
姉ちゃんを微笑ましく見つめながら正面に座る
五人が一体となって織りなす幸せ空間だ。
「それにしても収まらないなぁ。こんなにリラックスしてるのにこっちはギンギンのままだ」
「やっぱり兄ちゃんって超絶輪だね。四人で正解だった」
「え?」
「だって私達誰か一人だったら兄ちゃんの相手仕切れないもん」
「それ思ったー。身体もたない。幸せすぎて死んじゃう♡」
俺はどんな存在だと思われているのだろうか。
確かにセックスというものを知ってから毎日のようにしているが、一向に萎える気配がない。
「順平ちゃんをみんなで愛そうって言ったの正解だったね。私達全員で一緒に幸せになろうね」
「そうだなぁ。せっかく強い身体に生まれたんだし、みんなのために使わないと損だよね」
そんな話をしながらお風呂で温まる俺達。
まだまだ夜は終わらない。
これぞ、まさしくハーレムだ。
しかしなんだろう。しっくりくる。俺みたいなデカい以外に取り柄のない男であるが、これこそが俺であると思える。
何故だかそんな風に思う。こうしてみんなで愛し合うことこそが俺自身の本来の姿であるような。
うぬぼれとか、傲慢とか、妄想乙とか、そういうのじゃなくて、心の中でそれを知っていたとでも言おうか。
きっと俺は、皆一緒に愛し合う事が本来の姿だったんだと、そんな風に思った。
夢のような状況に頭がハイになってるだけかもしれない。
それでも俺の心がそう言ってるんだ。あまりにもこの状況がしっくりきすぎてる。
もしかしたら、俺達は前世からこうだったんじゃないか。
輪廻転生で生まれ変わる前から、こうして愛し合っていたんじゃないか。
そんな風にすら思える。
「なあみんな、最後にハーレムっぽいことしたいんだけど」
「いいよー♪」
「なんでもいって♡」
俺は自分のやってみたいことを言葉にしてみる。
「みんなありがとう。頑張って皆の恋人やるからさ、ちょっとだけワガママ許してくれよなっ」
四人のハートマークいっぱいの笑顔を見下ろしながら、これから始まる『レズビアンカップル達に挟まれるハーレム生活』に思いを馳せて……再び熱量を上昇させるのだった。
~第3章 完~
――――――
ここまでの読了、誠にありがとうございます!
百合に挟まれて、幸せいっぱいのイチャラブハーレム生活はこれからが本番です。
というわけでここらで一区切り。
次回からそれぞれのメンバーとイチャイチャする日常編。
そして、それが終わると新たなヒロイン達の登場する新章が始まります。
まだまだ続く百合に挟まれるハーレム生活。
どうぞご期待下さいっ!
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これからもよろしくお願いします!