予知夢の力で、クズ社長の宿敵と手を組み、あのクズを破産させてやった!
くらら
恋愛オフィスラブ
2025年11月12日
公開日
3.4万字
連載中
桜庭遥の人生は、賛成15、反対2の民主投票で終わった。
彼女は北辰財閥に三年の青春を捧げたが、新宿プロジェクトの失敗後、恋い慕っていた上司・青木涼介に自らの手で罪を被せられ突き落とされた。
雨の夜の街頭、瀕死の瞬間、彼女は自分の悲惨な未来を垣間見る――
陥れられて投獄され、数千万の借金を背負い、そして最後にビルから飛び降り自殺する。
再び目を開けると、琥珀色の瞳をした男が身をかがめて囁いた。
「東雲財閥に来い。俺が奴らを粉々にしてやる。」
神宮寺凛――業界で伝説と称される財閥の後継者は、彼女に戦闘服をまとわせ、短剣を彼女の掌にそっと渡した。
「復讐なんてつまらない。君には彼らのすべてを奪わせる――俺も含めて。」