「宇宙一〇〇な小説!・・・たぶん!」レビュー募集企画に、たくさんの素敵なレビュー投稿をありがとうございます!
第4回のテーマ「現代ファンタジー編」に沿った作品に寄せられたレビューの中から、運営チームが特に魅力的だと感じてピックアップした10件をご紹介します!
①
レビュー詳細
主人公はダンジョンで、ちょっと変わったアイテム店を営むマスター。彼と店を訪れるダンジョン配信者の可愛い女の子や可愛い……との交流を軸に話は進んでいきます。
マスターがとにかく強くて戦闘シーンがカッコいい! しかし素では、強力なのに一癖も二癖もあるアイテムを扱っているためウッカリしたやらかしが多く、そのギャップが面白いです。
マスターにはなにやら深刻な過去があるようですが、物語はコメディタッチで進んでいくので、爆笑しながら軽くどんどん読めてしまうこと間違いなし! オススメです。
対象作品
ダンジョンショップ~趣味でダンジョンの中で店を出していたらいつの間にか迷宮七不思議に数えられてました。
現代ファンタジー
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現代ダンジョン
コメディシリアス美少女
②
レビュー詳細
薬師寺家当主の"葵"と、薬師寺家の地下に封印されている"妖狐"。 退魔の姫と妖魔の王という相容れない関係であるけれど、お互いよく思っていて、これからの二人がどうなるか今後の展開が楽しみです。 十年に一度の妖刻(妖魔と人間の戦い)が近づくにつれて増える事件を解決していく葵ですが、事件を解き明かすワクワク感や妖刻が近づく切迫感などあり、読んでて飽きません。 妖魔に対抗する四大名家同士のかかわりや、宿命への葛藤、父の死の真相、なども読み応えあります。 そして、葵の式神"影薪"がかわいい。 見た目幼稚園児の女の子で、大福が大好物です。 緊張した場面でも影薪がいると場が和みます。 愛嬌があり、頼もしく、そばにいて支えてくれる安心感がある。 相棒として宇宙一だと思いました。
対象作品
禁忌の王と妖刻の姫君~月下の妖魔防衛戦~
現代ファンタジー
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都市ファンタジー
主人公最強成長復讐
③
レビュー詳細
主人公は、並行世界である「対の世界」に渡ってしまった女子高生・凪。 「対の世界」では凪の家も家族も、そして凪自身も存在しない。 孤独に陥った凪は、突然見知らぬ男に命を狙われてしまう。 絶体絶命のピンチの彼女を救ってくれたのは、銀髪の青年・焔だった……。 この物語はミレニアという敵勢力との戦いを通して、凪の祖母が抱えていた秘密、焔も属する秘密警察組織SPTの思惑など、様々な謎を紐解きながら進行していきます。 命の危機に晒されても自分に出来ることをしようと懸命に立ち向かう凪。心の底から応援したくなります! 物語を彩るのは個性的な登場人物たち。焔さんは優しいだけでなく時に厳しくミステリアスでかっこよく、カラスのヤトは癒しで可愛い。他にも魅力的な登場人物が数多く出てくるので、読んでみたらあなたの“推し”が見つかること間違いなし! ぜひ「対の世界」へ、一緒に飛び込んでみましょう!
対象作品
対-TSUI-
現代ファンタジー
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異能バトル
コメディシリアス成長
④
レビュー詳細
永遠を生きるメイドのお話
様々な主人と出会い、別れを繰り返していく。それぞれの主人がそれぞれの人生を生きていく様が描かれている。
その人生に意味はあるのか、意義はあるのか、深く問いかけられる。
歴史に名を残すだけが人生ではなく、その生涯の使い方を決めるのは己自身の選択だと、後悔や悔いも時にはあるだろうに、それでも自分に恥じない生き方をすることを学んだ気がする。人生とは幸せになるためにあるのだと。
とてもよい作品でした。感銘を受けました。
対象作品
普通のメイドが不老不死になった結果
現代ファンタジー
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都市ファンタジー
日常切ないメイド
⑤
レビュー詳細
「食らうぞ、この悪夢!」 という主人公の決め台詞から連想されるように、夢を舞台にした現代ファンタジーです。 「悪夢を見させる」、という謎の組織を巡り、現役高校生たちが各々の個性を活かして立ち回るという本作。 悪夢を見るのは高校生、解決するのも高校生ということで、大人でも子どもでもないこの時期特有の不安や悩み、そして友情と恋愛が詰まった青春感マシマシな気分を味わえます。 読み進めていくと(ちらっと目次を見るだけでも)驚くのは、悪夢の数です。悪夢は登場人物それぞれが抱く想いとリンクしているため、つまりは悪夢の数だけキャラクターがいるということ。 数多いキャラの中にはきっと、「推しキャラ」が見つかるはず。 物語が進むほど、深刻になっていく悪夢。そして、謎の組織の目的とは──。徐々に明らかになっていく真実も見どころです。
対象作品
横浜インザ・ドリーム
現代ファンタジー
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都市ファンタジー
モダン成長退治
⑥
レビュー詳細
逆転生!!今までの異世界転生系にはそろそろ飽きてたので、推し作家さんが新たな世界を切り開いてくれるの嬉しすぎます! 現代日本だからこそのシステム化がすごい!本当にこの世界に逆転生者がいたらこうなるのかも?って思ってしまうくらいですが、この先にもっとキャラが増えたらいろんなシステムが出てくるのかなと、楽しみです。 異世界転生で蹴落としてしまった人のその後、そしてその理由も……! まだ始まったばかりだけどどれもが最初の3話に面白さがぎゅっと詰まってて、この先が楽しみすぎます。 違う性別の体に入ってしまったルティ様と、聖女のセルフリアちゃん。 何より一見平凡そうな主人公くんが逆転生のある世界でどう生活していくのか、今からワクワクです!
対象作品
日本が逆転生者だらけでも、俺の家は聖女幼女とイケメン悪役令嬢で最強な件
現代ファンタジー
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異能バトル
日常悪役令嬢聖女
⑦
レビュー詳細
ひょんなことから魔女見習いとなった高校生、『春日はる來』は、先代の魔女が残した手帖ーーそこに記された依頼を引き継ぐことに。 本作は短編形式となっていて、各章ごとに登場するのは、一癖も二癖もある依頼と依頼人ばかり。いわゆる魔法を使ったバトルではなく、人々の困り事や抱えた願いに、はる來が魔法の力に助けられながら向き合っていくのが見どころだ。 先代魔女の使い魔、黒猫の『ローエン』がはる來の手助けをしてくれるのだが、このローエンとはる來の友情関係もまた良い。 個人的にははる來と先代魔女の出会い、そして予定帖を受け継ぐことになったエピソードや、その先代魔女とローエンの過去編がとても印象に残っている。 思春期の見習い魔女が、依頼を通じて様々な人々と出会い成長していく。これが現代の魔女っ子物語だ!
対象作品
魔女の予定帖 ―現代魔女といろんなおつかい―
現代ファンタジー
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都市ファンタジー
コメディ日常不思議
⑧
レビュー詳細
魔法とは無縁な平凡な会社員の女性・佐々木柚子と、そんな彼女が偶然とある呪文を唱えてしまったことで召喚してしまったもやしの精霊・ソーヤとの、ちょっぴり切ないハートフルストーリー。
一見イロモノ的な作品を予想されるタイトルですが、柚子とソーヤとの不思議な出会いから、「もやしを助けて」というメッセージの謎、そこから徐々に明らかになるもやし工場の闇、そしてソーヤともやしたちを救うためにその闇へと立ち向かう柚子、と本格的かつドラマチックな展開で話が進んでいきます。特に、今にも消えゆこうとしているソーヤに対して柚子が取った選択は、恋愛ドラマもかくやといった必見のシーンとなっております。よくよく考えたら「でもこれってもやしの話なんだよな・・・・・・」ってなるのに、それでもしんみりさせられるところに、作者様の技量の高さを感じました。
噛めば噛むほど味がしてくる、そんな作品です。もやしだけに。
対象作品
丼の上で会いましょう ~ラーメン屋さんで呪文を唱えたら、もやしの精霊(記憶喪失)が現れました~
現代ファンタジー
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都市ファンタジー
日常不思議ご主人様
⑨
レビュー詳細
『闇のメトロノーム』は、設定・キャラ・構成に隙がなく、現代ファンタジーにミリタリージャンルを加味した、ニッチな好みに刺さる一作です。
荒廃した都市。能力者に対する処遇。そして組織の陰謀。「エレメントホルダー」と呼ばれる能力者たちが“管理対象”として扱われる重厚な設定が、物語に深みと緊張感を与えます 。記憶喪失の主人公という、王道ながら効果的な導入。彼が自分自身の能力と過去の真実に迫る過程は、読者に強い共感と好奇心を誘います。他のエレメントホルダーたちとの絆や対立、協力が丁寧に描かれ、「狩る側」「狩られる側」という単純な二項対立に留まらない、複雑な人間模様が味わい深いです。また、タイトルにもある“メトロノーム”のように、緊張と緩和、リズム感のある戦闘描写と登場人物の内面の描写が交互に訪れる構成の切れ味が魅力的です。 今後、組織の闇やウイルスの謎がどう解かれていくのか、とても楽しみです。
対象作品
闇のメトロノーム
現代ファンタジー
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異能バトル
感動熱い戦争
⑩
レビュー詳細
江戸時代へのタイムリープもののローファンタジーである本作は、江戸の風俗描写や迫力のある妖怪退治、ほろりとする人助けの人情、切ない恋愛模様など多彩な面を描いていて見どころ満載です。特に江戸時代の季節ごとの風俗や伝説、ことわざなどが巧みに描写されているのがすごいです。二枚目、三枚目や幕の内弁当、鼠小僧など、現代まで残っている言い回しや伝説の由来を知る事ができて勉強になりました。作者の水無月六八さんが江戸時代を舞台にした本格的な歴史・時代小説を書いたら、とても読み応えがありそうです。 この物語は、現代の普通の高校生亮哉の成長物語でもあります。彼は、いきなり誰も知らない場所、それも江戸時代に飛ばされたのに、自分の居場所を作って人々との縁を深め、困っている人々を助け、妖怪退治にも勇敢に協力していく――その姿は、もうただの高校生とは思えません。現代に基づく知恵と道具も駆使して妖怪退治をする彼の賢さにも感嘆しました。彼がいない時、すずさんとおあきちゃんはどうやって妖怪を退治できたのかと思うぐらいです。でも他の登場人物もとても魅力的で、亮哉が彼らとの縁を深めていったのも納得でした。 恋愛小説好きの私としては、合間に挟まれる亮哉の葉月への一途な想いにも胸がキュンときてよかったです。他の登場人物の恋愛模様にもジンときました。葉月と離れている間に心が揺れて葛藤しても、経験や人との縁から学んで想いを昇華させた亮哉は、とても大人でした。 本作の結末は予想外でしたが、幸せな気持ちで読み終えることができました。
対象作品
文政あやかし怪奇譚
現代ファンタジー
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異能バトル
和風転移成長
当選および賞品受け取りについて
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