🆕作家インタビュー:ひらやまけんじ——「自分自身が楽しんで書く」、「自作の1番のファンは自分自身」という考えを大事に持ち続けています。ネオページ編集部|2026年04月27日



――ではまず、自己紹介からお願いします

名前は平仮名名義で「ひらやまけんじ」です。好きな作品は小説だと湊かなえ先生、江戸川乱歩先生、星新一先生の作品全般。漫画ですと、藤子不二雄F先生の作品全般、『キン肉マン』や『銀魂』などのジャンプ漫画ですね。


――執筆を始めたきっかけを教えてください

私はフリーライターで、元々特撮やアニメ、オカルトの商業誌に記事を寄稿する活動はしていました。2013年に作家で友人の中沢健さんの原作小説『初恋芸人』の舞台版の脚本執筆のお仕事を頂き、その時に物語を自分で作るという面白さに気が付きました。この活動も非常に楽しいのですが、演劇や映画は、演出上や予算の都合上、制約が出てきて、自分が書きたいことが書けないこともありました。それは、仕方ないことと理解はしていたのですが、物足りなさを感じていたのも事実です。そこで、完全に自分の思い通りに好きな世界や物語を書けるライトノベルを書いてみたいと漠然と思うようになりました。ただ、アイディアが思いつかないので、ずっと動いていませんでしたが、2024年の12月に凄く面白い夢を見たのをきっかけに「この続きが見たい!そうだ!この夢を元にライトノベルを書こう!」と執筆を始めました。その夢から誕生したのが、ネオページ様でも連載している『ギャルバンで昭和特撮ヲタの私が、ひいおばあちゃんになった話』です。


ギャルバンで昭和特撮ヲタの私が、ひいおばあちゃんになった話 ギャルバンで昭和特撮ヲタの私が、ひいおばあちゃんになった話 SF | 時間SF ひらやまけんじ 86話 コメディ/日常/感動/ ブックマークブックマーク 今すぐ読む



――ありがとうございます。では執筆歴は1年くらいでしょうか

そうですね。ネオページさんにその『ギャルバン~』を掲載したのが2025年2月からなので、ライトノベル掲載経歴としては、約1年ということになります。


――では投稿や連載を始めたのは、ネオページが初めてでいらっしゃいますか。

はい。書きたいけどどこにアップすればいいのかなっていう時に、ちょうど知人から、ネオページっていうのがあるよって聞かされて、じゃあそこにしてみようかと思って試しに登録してみたら、自分の思っていたより使い勝手が良かったので、今でも使わせてもらっています。


――ありがとうございます。現在、「ラブコメ大賞」へご応募いただいている作品が一次選考通過しましたね。こちらの作品の見どころやアピールポイントのご紹介をお願いいたします

『片想いの先輩の守護霊になったら、彼女が霊能力者JKで除霊されそうなんだが!?』は、事故死した男子高校生が、片想いの女の子の守護霊に転生するのですが、その娘は財閥令嬢にして超一流の霊能力者なんです。彼女に好意と下心がバレたら、守護霊男子は除霊されてしまうという2人のドタバタ劇に加えて、他の霊能者やカラス霊が擬人化した女の子も絡んでくる心霊系ラブコメ作品です。


片想いの先輩の守護霊になったら、彼女が霊能力者JKで除霊されそうなんだが!? 片想いの先輩の守護霊になったら、彼女が霊能力者JKで除霊されそうなんだが!? 現実世界 | ラブコメ ひらやまけんじ 10話 コメディ/日常/ラブコメ/ ブックマークブックマーク 今すぐ読む


――ラブコメと心霊系を掛け合わせた斬新な企画力のある作品ですね。今回コンテストにご応募いただいたきっかけはございますか

もともと今回の作品『片想いの先輩の守護霊~』は、ラブコメ大賞向けで書いたんじゃないんですよ。ただ単に自分として面白いアイディアができたなと思って、ネオページさんに投稿したのもラブコメ大賞の応募が始まる前だったんですね。ですが、大賞のテーマが「こじらせ」だったのを見て、「この作品の守護霊×霊能者という組み合わせ自体が〝こじらせ〟てるのでは?」と思い応募しました。


――ありがとうございます。では気軽な感じでご応募いただいたんですね

きっかけはそうですね。あとはコミカライズって書いてあったので、漫画になったら素敵だなと思ったし、私の持論なんですが、宝くじと一緒で応募しなきゃ絶対当たんないから、とりあえず少しでも興味あるならダメ元でやってみようという考えですね。


――いいですね、チャレンジ精神があって。今回「ラブコメ大賞」一次選考を通過されましたが、ぜひ感想をお聞かせください

いやー、自分でも信じられなかったですね、びっくりしました。仲良くさせてもらっている作家さんからDMが届いたんですよ、「おめでとうございました」と、「え、何?」と思ってネオページさんのサイトを見たら一時選考通過で、自分で通ると思ってなかったので、嬉しいです、ありがとうございます。ラノベを書き始めて約1年ですが、自分の書いた作品が初めて認めてもらえたような気がして、凄く嬉しかったし、励みになりました。


――続いては、創作や執筆活動についてお伺いしていきたいと思います。普段執筆をする中で心がけている部分だったり、 こだわっている部分があれば教えてください

今ネオページさんでは、ライトノベルと、ホラー作品の『実話怪談集』を書いているんですが、ラノベに関しては読んだ人に「笑顔になってもらいたい」というのを心がけていますね。貴重な時間使って読んでくれているわけですから、少しでも笑ってもらいたいなっていう気持ちを意識して書いていまして、そのためにコメディ要素を自分なりにできる限り入れるようにしているのが、こだわっている部分ですね。ホラーの方は、題名の通り実話怪談なので、取材対象者の体験談を正確に伝える、リアリティさを出すことを心がけています。また、読者に恐怖以外の感情も読み終わった後に残せるよう、こだわって書いていますね。


作者が体験したり取材した「実話怪談集」 作者が体験したり取材した「実話怪談集」 ホラー | 怪談 ひらやまけんじ 112話 不思議/実話怪談/幽霊/ ブックマークブックマーク 今すぐ読む



――大きい2本軸があるという感じですね。創作や執筆を行っている中で印象に残っていることやエピソードはありましたか

さっき話した怪談で結構印象に残っていることがありまして、去年の7月ぐらいに、ネオページさんで活動している他の作家さんから寄せられた体験談をアップしたんですね。ホラーは自分なりのこだわりがあって、投稿するときは深夜0時に設定しているんですよ。体験談を投稿する2日前に書き上がったので、2日後の深夜0時に予約設定して、念のため当日投稿の2時間前にも予約を確認しました。その後何気なく0時半ぐらいに見たらアップされてないんですよ、その話が。設定画面を見たら予約してないことになっていたんですね。これは何なのかな、題材が題材だけに、少しだけゾッとしましたね。不思議な話です。


――念入りに確認したはずが、、、不思議ですね。ほかにも印象に残ったエピソードはございますか

SFジャンルで連載している『ギャルバン~』の第1話をアップして20、30分後ぐらいにコメントがついたんですよ。自分で初めて書いてアップした小説に面白いですって書いてあって、それがすごく嬉しかったですね。


――やっぱり読者から、いいねだったりコメントをいただくと、すごく励みになったり、やる気につながりますよね。

ネオページだと、コメントを積極的にする人はまだそんなには多くはない印象自体はあるんですけれども、その中で一つ二つでも続けていただくと、やっぱり嬉しいものがあるんじゃないかなと思います。


――モチベーションが上がりますよね。モチベーション維持のために工夫されていることはありますか

ランキングやPVを意識し過ぎないことですね。それらもモチベーションアップとしては、大切なことだと思いますが、捉われすぎると、一番大切な「楽しんで書く」という気持ちが無くなってしまいます。私は「自分自身が楽しんで書く」という気持ちと、「自作の1番のファンは自分自身」という考えを大事に持ち続けているようにしています。


――素敵な考え方ですね。スランプを解消する・乗り越える方法はありますか

幼少時から好きだった昭和の『ウルトラマン』シリーズを観ます。特に『ウルトラマンタロウ』の30話で、大和田獏さんが「勝つんだ。勝とうと思うんだよ。ダメだと思ってるうちは何をやっても成功しない」という台詞を言うのですが、この場面を繰り返し観て、自分を奮い立たせてます。昭和の『ウルトラマン』シリーズからは、度々勇気や元気を頂いてます(笑)。


――ネタはどんな時に思いつくのでしょうか

自分としては、自分で読みたい漫画とかアニメを文字化しているつもりで書いているんですよ。意外とね、ここまで書いたからじゃあ次こうしようって、結構ポンポン浮かんできたりするんです。


――ではネタ切れも今のところは無さそうですね

そうですね、まだ初めて1年ちょっとですが、今のところアイディアが出なくて全く筆が進まないってことはないですね。


――ありがとうございます。自己紹介の際に漫画や小説、特撮が好きだと仰っていましたが、今まで影響を受けた作品や最近読んでみて面白かった作品などはありますか

小学生の時に星新一先生の『マイ国家』という短編を初めて読んだのですが、想像もつかないような話に発展させる発想力とか、「小説ってこういうふうに自由に作っていいんだ」って、その短編を読み終わった時に、星真一先生の発想力に頭をガツンと殴られたような、すごい衝撃を受けましたね。私にとっては創作をする上での影響を与えてくれた一編でした。


――ありがとうございます。逆に今書いているような、ラノベ作品はあんまり読まれないですか

そうですね、ベタなところで言うと『涼宮ハルヒの憂鬱』、『負けヒロインが多すぎる』とか、あとは古いものだと『スレイヤーズ』とか、そういうのは読んだりしましたね。特に『負けヒロイン~』は話題になるだけ面白かったですね。


――いろんなジャンルを読まれるんですね。今後執筆活動を続けていくにあたって、作家としての夢や目標はございますか

ライターで、巻末とか本の途中に名前が載っているやつは、もう60冊くらいは出しているんですが、残念ながらまだ表紙に自分の名前が載っている本って1冊も出してないんですよ。だから自分の名前が表紙に載っている本を1冊でもいいから出したいというのが今の夢ですね。


――ありがとうございます。お手伝いできるように頑張ります。では、ファンの方々に一言コメントをお願いいたします

まだまだ未熟ですが、皆さんに楽しんでいただける話を書いていきたいと思いますので、暖かい目で見守ってもらえると嬉しいです。


――ありがとうございます。本業の合間に執筆をするのは大変ではないですか

執筆自体が、ストレス解消も兼ねた楽しみになってるので、特に大変だと思ったことはありません。


――そうなんですね。執筆以外に趣味や好きなことはございますか

基本的にインドア派なので、映画鑑賞や特撮、アニメ、漫画とかを見たり、あとはゲームをやったりとか。あとは、そんなに頻繁にやっている趣味じゃないが、自主制作映画で、私がプロデューサーを担当した映画『スーパームーン』【監督:インタレスティングたけし】が「アマゾンプライムビデオ」とか「U-NEXT」で配信されているんですよ。


――幅広く活動されていらっしゃいますね。今後挑戦してみたいこと、今後注目してるジャンル、書いてみたいジャンルはありますか

現代ものしか書いてなかったので、異世界ファンタジーとか、ラノベっぽいテーマのものを、機会があれば挑戦してみたいですね。


――では、ここからはネオページについての質問をさせていただきます。他のサイト様と比べて、ネオページの良いところや強みはどういったところだと思いますか

まず、掲載されている作品のジャンルが豊富なところがいいかなと思います。トップページで既にいろんなジャンルが選べるようになっていて、例えばSFなら時間SFだったり宇宙ものだったりとか、各ジャンルで枝分かれしていて、そういった意味では、読む作品がなくてつまらないということがないところが良いかなと思いますね。あとは「おすすめ作品」や「絶対読んでほしい人気作」とか、編集部さんが選んだ作品が表紙付きでわかりやすく紹介されているので、読む作品を迷子にさせないという工夫がよくできているんじゃないかなと思います。


――ありがとうございます。細かく褒めてくださって嬉しいです。普段はネオページ上で他の作家様の作品は読まれますか?おすすめ作品があれば教えてください

憮然野郎先生の『星屑彼方の君とあの夏の旅』と幸運な黒猫先生の『異世界スゴロク』です。『星屑彼方~』は、壮大な世界観の元で、多数の魅力的なキャラが搭乗する内容が魅力的です。『異世界~』は、題名とあらすじを読んだ瞬間「そう来たか!」という作者様の発想力に感服しました。作品自体もタイトルの期待を裏切らないバラエティに富んだ内容が見所です。


――どちらも人気の契約作品ですよね。ネオページだと編集部に直接問い合わせができる「編集サポート」機能を設けていますが、使ってみた印象などはございますか

編集サポート機能があるというのがすごくいいところだなと思って、しかも契約作家、未契約作家を問わず、「編集サポート」を通して編集部の方に相談できるじゃないですか。ここが少なくとも私から見ている限りだと他のサイトにはないセールスポイントだと思うので、作家と編集部さんの距離が近いのがすごくいいところだなという印象を受けましたね。


――ありがとうございます。コンテストに応募いただいている作品が受賞された場合には、契約作家として担当編集もつきますが、ともに目指している方々に向けて一言お願いいたします

今回のインタビューを見て私のことを知った方、これも何かの縁だと思いますので、ネオページさんと一緒に創作活動を楽しみながら頑張りましょう!!


――今後のネオページに期待することや改善してほしい点はなんでしょうか

ネオページは今のところ、挿絵機能がないので、文章で説明するだけではなく、挿絵があるといいかなと思います。


――ライター経験がある方ならではのコメントですね。

そうですね。期待することとしては、自分がSFやホラーを書いているので、そのジャンルを対象にしたコンテストを開催してもらえると嬉しいです(笑)。またコミカライズ化というのは、私を含む作家にとっては、とても魅力的なので、ラブコメ以外でもコミカライズ化のチャンスが得られるコンテストを開催してもらいたいです。例えば優秀賞の作品だけを集めてオムニバスのコミックス作るとか、そういうのがあったら面白いんじゃないかなと思いますね。


――ぜひ参考にさせていただきます。今後のご活躍も期待しています! 本日はありがとうございました!




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