46(shiro)
現代ファンタジー都市ファンタジー
2024年07月09日
公開日
4万字
連載中
その森は、予言の鳥が住まう森――。
死んだ母親のあとを継いで占い師となったケーテは、精霊(予言の鳥)が住むという言い伝えのある森で細々と暮らしていた。
町から離れたこの静かな森で穏やかに暮らしたいと願うケーテの目下の悩みは、同じ夢を見ることだ。
夢に出てくる青年は、まるで精霊からの予言であるかのように彼女に警告を発していた。
そしてとうとうその青年がケーテの前に現れた。
青年は、かつて彼女の母親に家族を呪われたと言い、ケーテに呪いからの解放を迫る。
母はなぜそんなことをしたのか?
はたして母が残した最後の言葉の意味とは……。