目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第106話 学芸員の死


「幽霊なんかいるわけない。



だって、人間以外はどうなるの。



大型恐竜の幽霊を誰か見たのかよ」



そう言っていた学芸員が死んだ。



博物館の展示フロアの真ん中で。



ただ、腰から下が見つからない。






関係者が探し回って、ようやく見つかった。



なぜか、口の中にあったのだ。









ティラノサウルスの全身骨格標本の。



この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?