あんたのためなんだから、これは虐待じゃない。
これは愛情のこもった躾しつけだ。
そう言い聞かせてから、息子の頬を張った。
あれから数十年が過ぎて、立場は逆転した。
私は息子から繰り返し、虐待を受けている。
目には目を歯には歯を。久しぶりに躾をすることにした。
身体を刺すと血が噴き出す道具を使って。