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第1章 第2話 ポチ⑩

「あの、僕、五年前まで研究所にいて……だから子供っぽいし読み書きできないしじょーしきとか分からないけど」

「う、うん……?」


 いきなりどうした? 隙自語か? って思ってると、ポチは上着のポケットからスマホを取り出すと、どや顔で印籠のように見せてきた。


「だけど! y〇utubeで人間社会のこと、いっぱい勉強してるから大丈夫です!」

『ゆっくり真〇沙だぜ。ゆっくり〇夢よ。今日はAI拓也について紹介していくんだぜー! ゆっくりしていってね!』


「あっダメなやつだこれ」

 私は遠い目をした。

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