西暦 二五八七年
地球全面戦争 終結
終戦協定により、地球の全国家は連合政府に統一される
西暦 二五九〇年
地球連合統一政府が発足
しかし、その後も各地で紛争が頻発
西暦 二六一〇年
レ・サリを指導者とするユーラシア革命軍が発足
レジスタンス活動を活発化させる
ユーラシア大陸北東部(旧ロシア領 シベリア)を中心に勢力を拡大していく
西暦 二六一二年
ユーラシア革命軍政府がシベリア地域を掌握
一方、各地の紛争の戦局は一進一退を繰り返す
各地で戦争難民が続出
西暦 二六一八年
月衛星軌道をユーラシア革命軍が掌握
月面はユーラシア革命軍政府の支配下に入る
西暦 二六一九年
ユーラシア革命軍政府支配地域への全世界からの戦争難民の流入が顕著になる
ユーラシア革命軍政府は、月面裏側の南極エイトケン盆地に「月面難民収容所」を建設する
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西暦 二六四三年
ユーラシア革命軍医官 ジーン・カナハラ軍医少尉、バイカリスク基地より、ユーラシア革命軍月面難民収容所へ転属となる――