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第78話 僕の大事な物が……(2)

 それでもよい子の僕だから。


(我慢)、(我慢……)、(我慢だ……)、(もう直ぐメンテナンスの方も終わるから……)


 と、僕は脳内で呟いて、サーバーダウンの回復メンテナンスを今度は読みかけのライトノベルを読者しつつゲームのメンテナンスが終焉するのを待ち続ける。


 そしてライトノベルが全部読み終えた僕は、


(もういいかな~?)


 と思いつつ、三國志オンライン戦記をプレイするためにロードを試みるのだ。


 まさか三國志オンライン戦記の運営会社から『まぁ、だだよ~!』と告げられるなんて思ってみないからね。


 だから三國志オンライン戦記のプレイロードをプチン! と押した後に。


『只今メンテナンス中……。大変に御迷惑をおかけしています』の表示が流れたのが僕の瞳に映ると。


 あの時の僕はまだ。ダー〇ベイダー卿のような暗黒神のような黒の宰相李儒の邪悪な妖気も残っていたから。


 僕は本当に心から切れに、切れて……。


『うりゃぁあああっ!』、『わりゃぁ、あああっ!』


 あの時の僕は、本当にイライラしながら三國志オンライン戦記の運営会社へとラブコールを送った。


 すると直ぐに運営会社のサポートセンターの方から返事がきたから僕は歓喜! 感動した! 



(済)

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