だから僕は洛陽の城壁の物見台から、フムフムと敵の様子……。
そう、敵の黄色い頭巾を頭に纏う、埴輪仕様のおチビな兵隊が血も流さずフリーズして、その後、画面のノイズのように揺れ、消去する様を遠眼鏡で見詰め、確認しつつ、上手くいっている! と思えば。
「うぉ、おおおっ! 流石~、朕の将~、兵達は~! 漢軍だけあって~。強い~。強い~。ほっ、ほほほ~」
まあ、何処かで聞き覚えのある声音……。
そう我が家の駄女神さまこと何太后さまがね。夫の僕が中々日本の自宅に帰宅してこないからと勘違い……。
自分はみなとの軍議の最中に眠たいからと日本に帰り、その後の状況を把握できていないだけなのに。
僕の横で今超~~~、はしゃいでいる
生前の