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味までデータ化された未来で、俺はデータを凌駕する! -陰謀? 抗争? 俺の料理で忘れてしまえ!-
味までデータ化された未来で、俺はデータを凌駕する! -陰謀? 抗争? 俺の料理で忘れてしまえ!-
蒼井 刹那
SF空想科学
2024年11月17日
公開日
45.8万字
完結済
山野辺(やまのべ)源二(げんじ)は夢を諦め、社畜生活を送るサラリーマン。 社畜生活を送りながらも日々通う蕎麦屋に癒されていた源二だったが、ある日、気が付けば見知らぬ場所にいた。 源二を助けたのはヨシロウと名乗るハッカーの男。 腹が空いただろう、とヨシロウに渡された料理を食べる源二だったが、その味気無さに自分が日本ではない別の時代にいることを実感する。 外はネオンとホロサイネージが煌めき、空飛ぶ車が往来する未知の都市、「トーキョー・ギンザ・シティ」。 味覚すら最適化されたこの時代だが、源二は味というものが完全に失われていないことを知り、ヨシロウに一つのおにぎりを食べさせる。 それは、今では使う人間がほとんどいない「調味用添加物」を駆使して再現した、「本来の味に近づけた」ものだった。 ヨシロウに勧められ、源二は一軒の料理屋――「食事処 げん」をオープンする。 はじめは物珍しさに足を運んだ客だったが、源二の出す料理に心を動かされ、店は次第に「心を温める場」として機能し始める。 「食事処 げん」の評判に、街を支配する企業は金のにおいをかぎ取る。 「これを独占すれば、より大きな利益を生む」 そう判断した企業は、源二の料理と思想を管理下に置こうと動き始める。 食事とは何か。 「嗜好」とは、「思考」を持つとはどういうことか。 情報効率が全てを決める都市で、たった一皿の料理が、街を支配する企業と人々の価値観を揺さぶっていく。 これは、料理を通して企業社会に抗う男の物語。 (旧題『PREFER-TATION RUNNERS -嗜好と思考のコンフリクト-』第3回ネオページ・サポート・プログラム賞「優秀賞」受賞しました!)

プロローグ

プロローグ「食事処 げん」

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