「……というわけでね。
せっかくこれから人間社会に
正体をバラされたくないから―――」
アタシが女子高生3人組を前に説明していると、
「あっあの!」
細目が印象的な少女がおずおずと片手を挙げる。
「ン? なーに、
「あ、えっと……
それで詩音お姉さまはつまり、あたしたちに口止めしたいという
事ですよねっ?」
「身も
もちろんあなたたちがそう周囲にしゃべりまくる子だとは思わないし、
アタシとしては信用しているんですけど」
すると今度は残りの2人―――
三白眼のツインテールの子とジト目丸顔のポニーテールの子が、
「もちろん、しゃべるつもりなんてこれっぽっちもありませんし」
「……ワタシたちも詩音お姉さま、信用していますから……」
と、なぜか水樹さんも含めて3人が服のボタンを外し始め、
「え、えっと……何をしているの?」
アタシが彼女たちに問うと、
「えっ? だって男が女の口止めするって、こういう事じゃ」
「か、覚悟は出来ていますからっ」
「……や、やむを得ない事、かと……!」
アタシは慌てて顔の前で片手を立てて左右に振り、
「あの、別にそこまでする気はありませんからっ。
ただ誰にも口外しないって約束して頂ければ―――」
しかしそう言っても彼女たちが脱ぐのは止まらず、
「ああああのねっ、い、いろいろとマズいでしょう!?
それにまだ学生なんだからその、そういう事しちゃ」
それでも3人は行動を止めない。むしろ
「あ、それなら先ほど武田さんから、『必要なものはここにあるから』って
教えて頂きました!」
「何言ったの裕子様ー!?」
水樹さんの言葉に思わず大声を出してしまう。
「それに詩音お姉さま、恋人募集中とも聞きました!」
「……ワタシたちで良ければ……ぜひ……!」
そう言いながら
後ずさりしたアタシの背中が壁に触れると、
「さ、さあ口止めを……!」
「これは必要な事です。だから脱いで♪」
「……ちょっとだけ……! 先っちょだけだから……!!」
3人組が覆いかぶさるように、アタシを押し倒しました。