神鳥さち
現代ファンタジー異能バトル
2024年11月28日
公開日
4.8万字
連載中
10歳の状態でときを止められた、不老不死の半妖。朱雀。
平安時代を舞台に、法師陰陽師の先生と、その日暮らしの妖怪退治し旅をする。
朱雀は、神獣と人間との間に生まれた半妖。どういう訳か、自らの「力」を使用せず生活している。
困っている人を放っておけない性格で、自分ではない誰かのために、自らを顧みずに行動してしまう。
「自分がされて嫌なことを相手にしない」というポリシーを持っている。
自らの怒りの感情を嫌悪し、基本的に抑え込んでいる。
しかし、抑えられないほどの怒りに苛まれると、怒りで「力」を暴走させてしまう。
先生は、都の陰陽師安倍泰親から「陰陽寮に戻って来てください」とされるほどの実力を持っている。
伝説の陰陽師、安倍晴明同様に、調伏した式神を12体いる。
しかし、先生は調伏した式神を物のように使うのを嫌う。
「人も妖も、皆同じように生きている。悪さをするのは、なにも妖だけとは限らない」真実をみる眼を持っている。
友人から朱雀を託され、旅をしながら、不老不死の妖をどうしたものかと考えている。