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百年の恋も冷めた時から
百年の恋も冷めた時から
こま
恋愛現代恋愛
2024年12月12日
公開日
5.3万字
完結済
主人公には中学の時から好きな男の子が居た。 だけど、その時は名前も他校だったため、名前も知らないままで時間だけが過ぎて行った。 大学生になって彼氏も出来、その男の子の記憶もいつか風化していくんだろうと思った。彼氏に友人だと紹介されたのは中学の時に好きになった人だった。 その人たちは学部が違ったから全然知らなかったけれど、それはどうやら自分だけだったみたいでその人は有名カップルだった。 美人の彼女にイケメンの組み合わせ。そりゃ話題にならないはずはないよねと主人公は恋を諦めて自分の彼氏との時間を楽しむことにする。 主人公の彼は少し俺様なところはあるものの、主人公のことは気に掛けてくれているので悪い人ではないと考え付き合っていた。 だけど、段々とその関係も変わって来た。  好きな人とその恋人が近づいてきたから。 主人公はそのことに困惑していたが、彼氏はどんどんと仲良くなって行く。同じサークルに入る。主人公はその状況に困惑していたが、なんとか冷静を装っていた。 ある日あの二人は異性避けで付き合ってる振りをしていて、彼女の方が主人公の彼氏のことを好きで告白している場面を見てしまう。偽装恋人もその時知ってしまう。 主人公の彼氏も満更ではなさそうな態度にさらにショックを受けてしまい。その場に行って恋人をひっぱたき、好きな人の彼女にもひっぱたいてその日は終わった。 恋人からも好きな人の彼女からもたくさんのメッセージが入っていたが、それを黙殺し、サークルも退部していた。主人公だけ学部が違っていたから大学で彼らを避けるのは簡単だった。 だけど、三人は主人公のことを探しているらしく、同じ学部の友人から聞かれたりするとのこと、好きな人の彼女と自分の元彼が自分を探しているのは分かるけど、過ぎない人までもが自分を探しているのまでは理解出来ずに困惑していた。 だけど、あの三人に会いたくはなかったので、サークルを辞めた後は大学以外はバイト漬けにして家にもあまり帰らないようにしていた。 お陰で結構稼げたので引っ越しも視野に入れようかなと思って歩いていたら好きな人が目の前に現れた。 思わず逃げようとしたら向こうから話がしたいと言われて渋々とだけど、話をすることにした。 あの二人とはこの人は関係ないと思おうとしたからだ。 だけど、彼が言うのは元彼と彼女の話で君を怒らせてまですることじゃなかったと後悔した

第1話 美野里さゆ

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