目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

4話「天才朝顔」

 夏の日の朝のことだ。少女の住む家の周りは、ひんやりとした静けさに包まれていた。東の空からはゆっくりと淡いオレンジ色が広がり始め、まるで薄く溶けた絵の具のようであった。そんな朝焼けの中、少女が姿を見せた。私――高次元生命体Xはそんな彼女の周りでふわふわと浮かんでいる。


 少女は小さな手でジョウロを抱えていた。冷たく澄んだ水がたっぷり入っており、その足取りは危ない。右へ左へとよろけながらも、庭の片隅へと向かっていく。


 そこには、夏休みの自由研究で少女が育てている朝顔が並んでいた。紫に青、淡い桃色に赤。花弁の色もさることながら、一つ一つの育ち方にも違いがあった。キラキラと鮮やかに咲き誇っている朝顔、力強く咲いている朝顔、遠慮がちにひっそりと咲いている朝顔、堂々と自信に溢れて咲いている朝顔。


 少女はジョウロを傾け、透明な水を朝顔の根元へと流し込む。水が土に吸い込まれていく音がシンと静まり返った庭に響いた。水をやり終えると次に少女は一輪一輪に向けて言葉を投げかけた。そして、ノートを取り出し、各々の様子を記録する。するとその時。

「おーい!」

 ふいに聞こえた声に少女は振り向いた。しかし、庭には私と少女以外、誰の姿も見当たらない。少女の住む家は街の外れにあるし、こんな早朝に来訪者などいるはずもなかった。

「今、誰か呼んだよね?」

 少女が私をみる。無論、私ではない。

「こっちだよ、こっち!」

 再び聞こえた声に少女は周囲を見渡す。そして、視線を下に下ろしたところで目を丸くした。

「そうだよ、俺!」

 紫色の朝顔が少女を呼んでいたのだった。


 あんぐり、と少女が口を開けていた。私も同様に驚いている。私が知る限り、言葉を発する植物はこの星には存在しない。だが、その理由には心当たりがあった。地面に植えられた薄紫色の花弁を持つこの植物から、かすかに私のエネルギーを感じる。どうやら私の影響を受けてしまったらしい。

「あなた、話せるの?」

 少女が問いかけると、朝顔は花弁を上下に揺らした。

「もちろんだとも!」

 朝顔の声はどこかくぐもっていて、乾いた風に乗って届くようだった。植物そのものが声帯を持っているというより、葉や茎の揺れを通して音を発しているようである。

「なんで? どういうこと?」

「どうもこうもないよ。キミがやったことだろ」

「わ、私?」

「そうさ。キミ、俺のことを『天才』だって呼び続けたろ? だからこうして話せるようになったんだ!」


 順を追って説明しよう。まず、朝顔を使った実験で『褒めた朝顔はよく成長し、貶された朝顔は枯れてしまう』という有名なものがある。この夏、少女はその実験に彼女なりの工夫を施し、その過程を観察日記として記録していた。

 用意したのは4輪の朝顔。そして、少女はその朝顔全てを褒めることにした。ただし、褒め方に違いを与えた。

 まず、あるひとつの朝顔には毎日「可愛い」と伝えることにした。次に、別の朝顔には毎日「かっこいい」と伝えた。さらに別の朝顔には毎日「優しい」と伝え、そして最後の朝顔には毎日「天才だね」と伝えた。

 実験を開始して2週間。私の目から見ても成果が出ていたように見えた。可愛いと伝えた朝顔は色鮮やかな桃色の花をつけて咲き誇った。かっこいいと伝えた朝顔は赤色の花弁と共に雄々しく成長し、優しいと伝えた青色の朝顔はどこか遠慮がちに育った。(ちなみに、3つ目の朝顔に栄養が行き渡っていない件に関しては少女も気にかけていたようだ)。

 しかしながら4つの朝顔に関しては流石に想定外だったようだ。まさか、言葉を発せるほどまで知能を持つようになるとは。

「おい、聞いてる!?」

 天才朝顔が少女に問いかける。

「あ、え、うん!」

 ビクッと少女は背筋を正した。目の前の現実をまだ受け入れきれてないようである。

「で、いつまでこのままにしておくつもり?」

「いつまで……?」

 天才朝顔の言わんとしていることを少女は掴みかねているようだ・

「だから場所だよ、場所! いつまで俺をこんな酷いとこに置いておくのさ!」

 戸惑う少女に、朝顔は大袈裟なため息をついた。

「わからないかなぁ? あのね、ここは最悪だよ。まず日当たり! 日当たりが最悪!だってほら見てよ! キミたちの家の影でここには太陽の光が当たってない!」

「今はそうだけど、お昼になれば」

「だーかーらー! ずっと当たってないとダメなんだよ! あと水。あのね、キミ! あんな勢いよく掛けちゃダメだよ? 俺は繊細なんだから! 根っこが弱まっちゃったらどうするのさ! 樹木とか野菜とかと一緒にしないでくれよ? 俺は高貴な花なんだからさ。あとは根本的なことだけど、この土は全然ダメだよ。ちゃんと肥料も用意しないとさ。キミさ、朝顔を本気で育てる気ある?」

「あ、えっと」

 矢継ぎ早に出てくる言葉に少女は呆気に取られている。

「まあ何はともあれプランターだね。専用のプランターに俺を移してよ」

「専用の?」

「そうだよ! こんなうるさいところは無理だ! 俺の心が休まらない!」

 少女は耳を澄ませた。私も周囲に意識を巡らせる。この朝顔を除けば静かなものである。

「うるさいかな……?」

「うるさいよ! あー、そっか、人間には聞こえないんだ。良い? 俺には植物の声が聞こえちゃうんだよ。向こうの森の樹木たちの声とかそこで伸びている雑草の声とか、ただまあ、その辺は良いんだよ。けっこう離れているし、そもそも樹木なんて寡黙な奴らが多いからね。ただ我慢ならないのは朝顔だよ! 他の朝顔たちがうるさくて仕方ないんだ! 朝顔ってのはどうしてこうもおしゃべりな奴らが多いかねぇ。少しは俺を見習ってほしいよ」

 これは、人間世界で言うところの「ボケ」と呼ばれるやつなのだろうか。私はそう勘ぐったが、どうもこの紫の朝顔は本気で言っているらしい。

「とにかくさ、俺だけ専用の場所に移してよ。良いだろ? 俺にはそれだけの価値がある!」


 ということでその日の午前中、少女は自宅から少し離れた街の図書館へと向かっていた。強い日差しが少女の顔を照らし、蝉の鳴き声が街全体に響き渡る。私は、そんな少女の肩に止まっていた。

 先刻の朝顔の要求を少女はひとまず保留にしていた。専用のプランターや肥料を用意するには叔母に相談しなければならないと説明する。

「はんっ」

 呆れたように朝顔は言った。

「それくらいのものも用意できないの? 人間ってのも大したことないね」

 随分な態度だと私は思っていたが、少女は特に気分を害した様子もなく、朝食タイミングで叔母にプランターと肥料について相談をしていた。幸いにも、かつて叔母が興じ、そして今となっては完全に関心を失っているガーデニングセットが残っているらしく、プランターはどうにかなりそうであった。となると問題は肥料である。

「どういうのが良いの?」

 叔母に尋ねられ、少女は答えに窮した。仕方なく少女は例の天才朝顔に改めて尋ね直す。だが「とにかく、ちゃんとしてるやつさ」と曖昧な回答しか得られなかった。

 ということで、どんな肥料を朝顔に与えるべきか調べるため、少女は図書館へと向かっているのだ。


 図書館は、古びた木造の建物で歴史を感じさせた。少女が入り口の扉を押すと、ひんやりとした涼しい空気が流れ出てくる。外の蝉の声が徐々に遠ざかった。

 少女は慣れた様子で階段を登り、目当てのフロアへと辿り着く。すると、遠くからわっと大きな声が上がった。声のした方に少女は目を向ける。どうやら隣接する児童書コーナーから聞こえてきたものらしい。少女と同じような年齢の子供たちがテーブルを囲い、談笑していた。テーブルの上には何冊か本が置かれているが開かれてはいなかった。彼らの笑い声は図書館という場所の特性を踏まえると随分と賑やかで、少女はそんな彼らを見て眉をしかめた。


「なにか探し物?」

 一人の女性が少女に声をかけた。職員用のエプロンを付けていることから、どうやらこの図書館の司書らしい。腰をかがめ、少女の目線に合わせて微笑んでいる。

「児童書コーナーはあっちだけど」

「えっと、いえ」

 少女は口篭った。叔母とはうまく話せるようになってきてが、やはりまだ大人は苦手らしい。

「あ、もしかして紙芝居?」

 司書の顔がパッと明るくなる。

「今日は私が担当なの。大丈夫、もうすぐ始まるから。あ、ほら、あそこで待っている子たちも紙芝居を見に来た子なの」

 司書が指差したのは、先ほど少女の顔を曇らせた子供達の輪である。

「ちなみに今日読むのは――」

「違います」

 ピシャリと少女が言った。

「私、紙芝居を見に来たんじゃありません」

 そうはっきり告げ、間を置かずにこう続けた。

「朝顔の本はどこにありますか?」

 司書の女性は少し驚いたようだったが、すぐに笑顔を取り戻し、少女を園芸コーナーへと案内した。少女を導くようにして歩きながら、「朝顔なら私も育てたこともあるのよ」と話す。その話を少女は黙ったまま聞いていた。

 目当ての本を見つけた少女はカウンターで手続きを済ませ、小走りで図書館を出た。背後から聞こえる子どもたちの笑い声に、少女の表情は再び固くなる。


「ねえ、X」

 外に出た少女が私に話しかける。

「良い本が見つかったよかったね」

 その声は、彼女が言うほどには弾んではいなかった。



 家に戻った少女は、図書館で借りた園芸本を参考に天才朝顔専用のプランターを準備した。肥料は叔母に頼んで買ってきてもらうことにしたようだ。

「『ハイポネックス原液』っていうのが良いみたいなの。15種類の栄養素が、バランス良く配合されているんだって」

 少女に頼まれた叔母は面倒くさそうな顔をしつつも、その日の夕方には指定の肥料を買ってきた。プランターにその肥料と庭の土を混ぜ、次の日の朝、例の朝顔をその中に移動させる。

「……どう?」

 少女の部屋の窓辺にはプランターが置かれている。そしてその中で、まるで王様が玉座を吟味するようにして周囲を見回し、紫の花弁を持つ朝顔はこう言った。

「うん。ここは俺に相応しい場所だ!」

 少女は胸を撫で下ろした。

「まったく、あの場所は本当にひどかったよ。あの朝顔たち、普段はなにを喋っているか知っている? 『水が美味しい』とか『今日も日差しが気持ちいい』だよ? くっだらないよね。あとはアレ、『俺の花びらってかっこいいだろ』とか『私のツルって魅力的よね』とか、自分のことばっか。でも俺は違う。もっと高尚で知性的なことを考えることができるんだ!」

「知性的なことって、例えば?」

「何でもさ! だって俺は天才なんだからな。最近だと、そうだな、重力の歪みとか次元のねじれなんかにも興味がある。そもそも俺がこうなった原因でもあるからね!」

「それってどういうこと?」

「俺がこうやって人間と話せるのは2つの要因が重なったからってことだよ。1つは、キミが俺のことを天才と言い続けたから。そしてもう1つは」

 朝顔の花弁が私の方を向いた。

「そこの高次元生命体のエネルギーを俺が受信したから」

「そうなの!?」

 少女が私を見る。私は上下に揺れた。

「なんだキミ、そんなことも知らなかったのか。まあ、天才の俺と比べる方が酷ってものか」

「あなた、本当にすごいのね!」

 少女が素直に感心すると「はっはっは」と朝顔は笑った。

「俺が凄いのはそれだけじゃないぞ? 奴の言葉もわかる」

「え!」

 少女は飛び上がった。

「Xの言葉が!?」

「もちろん」

 これには私も驚いた。原始植物に私の言葉が理解できるとは甚だ信じられない。

「おいお前! 誰が原始植物だ」

 朝顔が私に向けて言う。なるほど、本当に私の言葉が理解できているらしい。

「ねえ。Xに『なんでこの星にやってきたの?』って聞いてくれない?」

 少女の質問に、朝顔は自らのツルをクイっと釣り上げた。

「キミ、そんなことも知らずにこの生命体と共にいたの?」

「だって言葉がわからないんだもの!」

 少女は頬を膨らませる。確かに、私と少女は”あの奇妙な出来事”以来ずっと一緒にいるわけだが、まともなコミュニケーションを取れているとは言い難い。私は体を上下もしくは左右に動かすことで肯定or否定を表現するのが関の山で、時折、少女の豊かな感受性によって私の意図を汲み取ってくれることがあるのみだった。


 少女が投げかけた質問の答えを、私は朝顔に伝える。


――私がこの星にきたのは観察のためだ

――地球の観察、ひいては人類の観察を目的として訪れたのである


「じゃあ、観察が終わったら帰っちゃうの?」


――そうだ


 朝顔を通して私は答える。


――故郷に戻り、地球の調査結果を報告する


「そんなのダメ!」

 少女が声をあげた。

「Xはずっと一緒にいてくれないと!」

 私は体を左右に震わせた。


――しばらくすれば私はいなくなる


「やだ! 大人になっても一緒にいてくれないとやだ!」

 残念ながらそれは無理な相談だ。一つの星に滞在する時間は短くて数ヶ月、長くても数年である。少女が大人になる頃、私はこの星にはいない。故郷かもしくは全く別の惑星にいるはずだ。


――ずっと一緒にいることはできない


 私は少女に告げた。


――仲間が待っているのだ


「仲間!?」

 今度は朝顔が声をあげた。

「今、仲間と言った?」

 そうだ、と私は朝顔に伝える。すると朝顔は高笑いをし、「お里が知れたな」と続けた。

「どういうことだろうか」

 私は朝顔に尋ねた。

「そのままの意味だよ。高次元生命体だなんだと宣っておいて仲間とは笑わせるじゃないか。良いかい? 生物が群れるのは何故かわかるか? そうしないと生きていけないからだ。逆を言えば、一人で生きている生物は群れる必要はない。つまり、仲間を必要としている時点で生物としての脆弱性を露呈しているってことさ。真に強い生き物は仲間を必要としない。そう、俺のように!」

 ふふん、と朝顔は胸を張る。

「なるほど」

 ずっと気になっていたことが私の中でストンと腑に落ちた。

「お前は随分と仲間が欲しいのだな」

「は?」

 朝顔が呆気にとられたような声をあげる。

「キミ、僕の話を聞いていたか?」

「もちろんだとも」

「じゃあ、なぜそうなる? 今の僕の話を聞いて、なぜ仲間が欲しいなどという結論が出るんだ」

「簡単な話だ。昨日から、お前はその手の話題が出るとすぐムキになって口を挟んできた」

「俺は仲間など欲しくない!」

「本当に欲しくないと思っているやつは声高にそんなこと言わない。お前の発言は全て仲間が欲しいことの裏返しだ」

「うるさい……。うるさいうるさいうるさーい!」

「ねえ、どうしたの?」

 心配した様子で少女が尋ねてくる。この会話は私と朝顔の間で行われているため、少女には理解できないのだ。しかし、朝顔はそんなことに気を使う余裕はないようである。

「俺は天才だ! 絶対に天才だ! あいつらとは違う! 孤高の存在なんだ!」

 そして朝顔は「お前みたいな奴と話すのはもうごめんだ!」と言い放ち、部屋から飛び出していった。(厳密には少女が朝顔のプランターを部屋の外へと運び出していった。)


 その日の夜。ベッドの上で横になっていた少女は、しばらく天井を見つめていた。窓の外からは青白い月明かりが少女の部屋を照らしている。

 少女が体を起こし、そのまま部屋から出ていった。そんな彼女の後を私はひっそりと追いかける。

 少女は玄関にいた。そこには例の朝顔のプランターが置かれている。少女は朝顔のプランターの前にしゃがみ込み、そして話しかけた。

「朝顔、寒くない?」

 しばらくの沈黙。やがて朝顔が低い声で返事をした。

「寒いわけないだろ。俺は植物だぞ?」

 その返事に、少女は少し笑いながら続けた。

「まだ怒ってる?」

「怒ってなんかいない。ただ、あの黒い塊が気に入らないだけさ!」

 その会話を少し離れたところから私は聞いていた。

「……なあ」

 朝顔が少女に尋ねる。昼間のような高慢な態度ではなく、その声には迷いが感じられた。

「なに?」

「俺は、他の朝顔とは違う」

「うん」

「他の朝顔たちはみんな似たようなことばかり口にするんだ。『水が美味しい』、『今日も日差しが気持ちいい』、『眠くなってきた』」

「言ってたね」

「だけど俺は違う。俺はもっと別のことを考えてしまう。重力の歪みとか次元のねじれとか、どうしたって、そんなことを考えてしまう」

 “考えてしまう”という言い方に、朝顔の苦しみが滲んでいた。

「俺は多分、怖いんだ。あいつらに変な奴って思われて阻害されるのが。だから距離を取った。阻害される前に、こっちから逃げたんだ」

「わかるよ」

 少女は頷いた。

「私だってそうだから」

 そして彼女は朝顔のツルを優しく撫でた。


 夏の日の朝のことだ。少女の住む家の周りは、ひんやりとした静けさに包まれていた。東の空からはゆっくりと淡いオレンジ色が広がり始め、まるで薄く溶けた絵の具のようであった。そんな朝焼けの中、少女が姿を見せた。私――高次元生命体Xはそんな彼女の周りでふわふわと浮かんでいる。


 少女は小さな手でジョウロを抱えていた。冷たく澄んだ水がたっぷり入っており、その足取りは危ない。右へ左へとよろけながらも、庭の片隅へと向かっていく。


 そこには、夏休みの自由研究で少女が育てている朝顔が並んでいた。紫に青、淡い桃色に赤。4輪の朝顔が、等間隔で咲いている

 少女はジョウロを傾け、透明な水を朝顔の根元へと流し込む。勢いが強くなりすぎないように、そっと注いだ。


 朝食を終えた少女は再び図書館を訪れていた。先日借りた園芸の本を返すためである。図書館の扉を開けた少女に「あ」と声をかける人物がいた。例の司書である。

「もう読み終えたの?」

 司書は感心し、少女から園芸書を受け取ると、元々持っていた分厚い画用紙の束の上にそれを載せた。

「またいらっしゃい」

そう言って彼女は踵を返す。その先は児童書コーナーだ。

「あ、あの」

 少女が司書の背中に声をかける。女性は振り向き、小首を傾げた。

 上着の裾をギュッと握り締め、少女は口を開く。

「か、紙芝居、私も参加できますか?」


この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?