ダンジョン超人は美人化ペットと無双する〜30年ぶりにダンジョンから出た地上は、女子率99.999%のハーレム世界でした〜
ラディ
現代ファンタジー現代ダンジョン
2025年01月15日
公開日
22.1万字
連載中
202X年。
日本各地に突如大量の大空洞が出現した。
そこから色々な調査が行われて。
未知の生命体、未知の鉱物、物理学にすら反する超常的な人工物が発見された。
ビデオゲームなどの創作物から、大空洞は迷宮やダンジョンと呼ばれ定着し。
未知の生命体はモンスターと呼ばれた。
数年後、203X年。
ダンジョンの慎重な調査が行われていた中で。
突如としてダンジョンからモンスターたちが溢れ出して、人々を襲いインフラを破壊した。
これを政府は災害と認定し、迷宮災害と呼んだ。
自衛隊による迷宮災害対策作戦が決行され、避難や仮設住宅の設立、原子力発電所の防衛と同時進行でモンスター群の駆逐とダンジョンの消滅を進めた。
しかし、ここで未知の感染症が日本に蔓延。
感染し発症すると男性の場合は高確率で死亡、または女性になるか。
感染力が凄まじく、男性の大量死が発生。
生き延びた男性のほとんども肉体が女性となり。
男性比率九割以上だった自衛隊や警察は、ほぼ壊滅。
感染症対策のため、各国は日本への海外派遣を拒否。
渡航制限も付いた。
政府は急遽、共鳴現象によりモンスターを使役する力を持った民間人への協力を募り集めた。
つまり、攻略者が迷宮災害対策に乗り出した。
まあ元は盗掘犯の民間人。
大した成果も上げられるわけもなく。
感染症により、女性出生率が上がり。
じわじわと人口を減らし、札幌以外の七大都市も陥落。
日本は窮地に追い込まれていった。
三十年後、206X年。
札幌近郊、千歳ダンジョンから一人の男が現れる。
男は三十年前の迷宮災害対策でダンジョンに潜った若き自衛隊員。
部隊からはぐれ、迷い続けて三十年。
一人、生き延び続け。
感染症の被害にも遭わなかった。
そして何故か年はとらず、老いることもなかった。
ただひたすらに日本のために戦って生き延びた、超人。
そして男は、この国から災害を一つ消すために動き出す。
しかし、三十年ぶりの地上は。
女子率99.999パーセントのハーレム世界へと変わっていたのだった。
※閲覧モードは原稿モードを推奨、縦組み横組みは両対応しています。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
1・ダンジョン超人、地上へ
01死んでもおまえを離さない