この作品も「彼女が小学生になりました」と同時期、今から15~6年前に書かれたものです。
連作短編集みたいなのが書きたくて挑戦したのですが、「いろいろな性格、いろいろな状況の高校生の恋」がテーマになっています。
最近のライト文芸における青春小説って、男の子がいて女の子がいて、なんやかんやいろいろあってハッピーエンド、みたいに、まあそれが王道というか、ぜんぜんそれが悪いって意味ではないんですが、
でもそういうPTA推奨みたいな恋愛だけが高校生の恋愛じゃないよね?実際には辛い恋や悲しい恋だってちゃんとあるわけで、そういうのもちゃんと物語として書くべきじゃないか?
という視点で生まれたのがこちらの話です。
実際、作者も葵や琴子や麻央みたいな恋愛を10代の頃にはしていたなーと思ったり...(具体的な話は控えますww)
甘さも爽やかさもゼロ、とにかく苦くて酸っぱくて切ないだけの話ですが、少しでも読者様の琴線に触れるところがあれば嬉しいです。
それではまた、次の連載でお会いしましょう!!