ギンソウ
SFポストアポカリプス
2025年02月18日
公開日
11.5万字
連載中
失われた技術を紡いで、世界を取り戻す再建譚――。
終わらない冬に覆われ、凍てつくような寒さと吹雪に苛まれる世界。
人々はかつて発展した高度な文明を失い、殆どの科学技術が途絶え、人々は鉱山を中心に新しく築かれた都市に集まり生活をしていた。
世界は富裕層と貧困層に別れ、一握りの富裕層が世界を牛耳ることになった。
主人公のジェノは鉱山都市・黒岩城の黒岩学園で炭鉱夫として働かされていた学生。
鉱山都市の旧世界に興味を持ち、鉱山都市から脱出を計ったものの凍てつくような寒さで凍死寸前まで追い込まれる。
そこを旧世界の技術と知識を管理する『アーカイブ』の管理者・アンドロイドのビビによって助けられるが、ビビは世界が滅びに瀕していることも知らなかった。
「ジェノさん、私と一緒に世界を再建してくれませんか?」
外の世界を目指すジェノと、世界を再建したいビビのロストテクノロジーを使っての世界の再生が始まる。