昏き世界の虚神譚〈ホロアート〉 〜神殺しの最強機士、筱川鷹音の伝記〜
明神之人
現代ファンタジー都市ファンタジー
2025年02月20日
公開日
24.1万字
完結済
西暦2067年。
突如として出現した漆黒の異形《神屍》により、世界は混沌と壊滅を極めていた。
人類の領土を奪い尽くした神代の怪物を屠るべく、「機士」と呼ばれる最新鋭の戦闘者が生まれ、人々は薄氷の上に成り立つ平和を辛うじて保っている。
かつて当代最強の機士と謳われ、ある出来事をきっかけに今は前線から身を退いている少年、筱川鷹音は、何の目的も見出せない日々を茫洋と生きていたが、一人の少女との出会いを契機に荒廃した死地へと舞い戻り、燻っていた力を振るう決意を己に下す。