目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報
シン屋根裏の散歩者
シン屋根裏の散歩者
石田ヨネ
現代ファンタジー異能バトル
2025年04月15日
公開日
1.1万字
連載中
※『小説家になろう』にて投稿済 「よい子は、人にカンチョーを向けたりなんかしま、せん!」  綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ)は、あろうことか手にしたカンチョーを口に向けてくる上市理可(かみいち・りか)に抗議した。  そのようにやり取りをして合同会社『神楽坂事務所』の一日が始まる中、奇しくも“口(くち)”に関係する殺人事件が起きていた。  口の中に爆弾を入れられ、むごたらしく爆殺された遺体ーー  また奇妙なことに、横たわる遺体の、ちょうど口のあった場所の真上の天井には、“穴”が開いていた。  そして、誰かが言った。 「これは、シン屋根裏の散歩者、か?」  と―― ■■ 登場人物 ・綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ):スタイリッシュな黒づくめファッションの三〇代半ば。ほどほどの異能力者。 ・上市理可(かみいち・りか):合同会社『神楽坂事務所』の、綾羅木定祐の相方。同じくほどほどの異能力を使える30代前半女子! ・神楽坂文(かぐらざかふみ):ドラ焼き妖狐。妖力や妖具を提供してくれるドラ○もんのようなナニカ。ポンコツくそダヌキ。 ・碇賀元(いかりが・はじめ):特別調査課所属 ・賽賀忍(さいが・しのぶ):碇賀の相方

第一章 発端、天井の穴

第1話 愛を以ってして、擦る

loading