阿澄飛鳥
現代ファンタジー都市ファンタジー
2025年04月20日
公開日
10万字
連載中
2000年7月5日、松里アキはバスの中で謎の事故に巻き込まれる。
そして次に目を覚ましたとき、大人たちに伝えられたのは、時は2030年、その間、自分は行方不明になっていたという事実だった。
同時に、この時代の日本には【境獣】と呼ばれる魔物が出現していることを知る。
その日、謎の声に導かれて行き着いた先で手に入れた腕輪を嵌めると、アキは夢を見た。
それは異世界に飛ばされ、勇者になったという記憶だ。
欠落した記憶、取り戻す力、――そして現代に現れた魔物を前に、アキは戦いに身を投じる。
30年という時を超えた夢と現の境界で、勇者は再び前に進むことを選ぶのだった。