ピンカートンというバンドの作曲をしている幸助は、壁にぶつかっている。
日本語歌詞で曲が作れないのだ。
英語の歌詞でならば曲が作れるが、それは響きやゴロのいい単語を並べただけの意味のないもの。
バンドで日本語歌詞を作ってくれていた仲間は、休止して戻っては来れない。
そんな幸助に日本語歌詞を教えてくれると紹介されたのは、大人気バンドオルテラのボーカル、櫂だった。
女性しか好きになれない。そう思っていた幸助に、櫂は自分がピンカートンの大ファンであることを告げて、その思いを熱く語る。
幸助は最初は友達として櫂に歌詞作りを習うが、いつの間にか櫂を意識して、恋してることに気付く。
骨太なストーリーとバンドへの愛がこもった作品。
幸助と櫂の関係がどうなっていくのか、目が離せない!