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ー天災ー112

 色々と望の中で考えることがありすぎて、夜は眠れない。今はそんな現状だ。


 それでも今日はとりあえず休ませてもらっているのだから、もう何も考えないことにしたらしく、気付いたら夢の中へと落ちていく望。


ーーーーーーーーーー


 それからしばらくして、何やら騒がしい感じになってきた。


 望はそんな騒がしい雰囲気に目が覚め、瞳を開けると目の前には和也のドアップがあった。


 和也にそんなことを言われる理由が分からない。確か今日は朝、和也に休んでろよ、と言われたのに、急にそんなことを言われても頭の中ははてなマークの望。


「望! 起きろ!」


 何があったのか、とりあえず望はベッドに半身を起こすと、和也は望の手首を掴み、望が着ている白衣までも手にすると、急に走り出したのだ。

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