「望って……そんなに自分でせぇへんやろ? 今日はもうたったこんだけで……ココ、パンパンにして……」
その雄介の言葉に一瞬、間を置いた望だったのだが、
「一人でする訳……ねぇだろ?」
「ま、望の性格っていうんか……望って一人でしなさそうな性格やもんな」
「……そ、そうじゃなくて……」
その望の言葉に雄介は首を傾げながら望の事を見上げる。
当然、望の口からはその先の事は出てこない訳で雄介から視線を反らす。
「ま、望の口からそないな事……出てくる訳ないわな」
と諦めたように今度は望のモノへと手を滑らせ、ゆっくりと握って来る。
「ぁ……ホントっ! それだけでもっ! イきそうっ!!」
「ホンマに望って自分で抜いておらんのか!?」
「だからっ! それはさっき……っ! 言ったじゃねぇか……ぁ……んっ!」
イかないように望は手に力が入ってしまうのか掴んでいる柵に力が入る。
「ほな、一回イっとくか?」
「……の方が……いいのかもな……っ! が、我慢出来る……ぁ……だろうしさ……」
そう涙目で訴える望。
「せやな……」
そう雄介の方も納得すると今度雄介は中腰状態で腰を下ろし徐に望のモノを口に含むのだ。
「えぇ!? ぁああ! ちょ……っ! そんな事したらっ! マジに……やぁ……我慢っ……出来ないからさ……!」
「ええって……言ってるやろ?」
少しだけ望のモノから口を離すとそう言う雄介。そして直ぐに望のモノを口に含むのだ。
もしかしたら、こういう行為をしていて雄介にそうやって望もモノを口に含まれたのは初めてなのかもしれない。
静寂の中で聴こえてくる水音。
静寂の中だからこそ余計に耳にも聴こえているのかもしれない。しかし雄介は何故だか上手いような気がする。まぁ、そこは望がもう限界の限界だからそう感じているのかもしれないのだが……。
「っ……ぁあああ! っ! もう……む、無理だからっ!」
そう言いながら本当に望はもう限界なのであろう。望は背中を反らしてまで雄介にそう訴えかける。
そんな望に雄介はクスリとすると最後の追い込みかのように激しく口を動かし始めるのだ。
それと同時に水音もリズム良く響き渡り望の体も揺れる。望が揺れるという事は当然、後ろにある柵も揺れる訳で、その柵の音もこの屋上に広がる。