「あ! そうだ! お前……体気持ち悪くねぇか? もう、今日は流石にお風呂に入ってから寝ようぜ」
「そうですね……今日はもう疲れちゃいましたからね」
「ゴメン……悪かったって」
「別に和也さんが悪い訳ではないですから……謝らなくてもいいですよ」
「そっか……」
和也はそう言うと裕実も体を抱き締め返し再び額にキスを落とす。
「じゃあ、風呂の用意してくるな?」
和也は裕実に向かってそう言うと、お風呂場の方へと向かう。
浴槽にお湯を溜めた和也は再び裕実がいるベッドへと戻ってくると、再び裕実の体を抱き締めるのだ。
「本当に今日……大丈夫だったのか?」
そうまだ心配そうに裕実に聞く和也。
その問いに対して裕実は和也の胸の中で頷く。
「痛くはなかったか?」
その問いに対しても裕実は和也の胸の中で頷くのだった。
「もしかして、もう、眠いのか?」
その問いにも裕実は頭を頷かせる。
「とりあえず、体洗ってからにしような?」
そうは言うものの裕実の方は本当に今にも寝てしまいそうだ。
とりあえず、お湯が溜まるまで裕実を寝かせる事にした和也。
和也が裕実の事を腕枕で寝かせていると、裕実の寝息が和也の腕へとかかる。
それだけでも今の和也にはドキドキとしてしまっているのかもしれない。
和也はチラリと裕実の方に視線を向けると、裕実の可愛い寝顔が飛び込んでくる。
やはり、こんな可愛い寝顔を見せられたら和也の方はたまったもんじゃない。恋人なのだから、もう一回くらいやりたいと思ってしまう。
そう、また、あの体を重ねている時にしか聞けない声を聞きたくなってくる。
だが、とりあえず自分達には明日も仕事があるのだから、もう、これ以上、裕実に負担を掛ける訳にはいかないと思ったのか、和也は深呼吸をして自分を誤魔化す事にした。
そして、そろそろ、お湯が溜まったのを見計らって和也は裕実の事を起こすのだ。