現代日本の東京の路地裏にひっそりと佇む何でも屋——通称: YOROZU屋⭐︎
今日の朝食から重鎮の暗殺まで、金さえ積めばなんでも実行してくれる、そんな非合法な店。
ここで働く、1人の青年。名前は光瑠。
彼は、何でも屋のエリート店員であり、これまでこなした依頼は1000以上。
依頼に失敗した数は、なんとこれまで
そんな彼には、一つの秘密があった。
——それは、彼が未来人だと言うこと。
「タイムマシンを作ったら稼げるんじゃね?」と思いたち、なんとなくで作ったタイムマシンが、テスト途中にまさかの暴発。
そのせいでタイムマシンは壊れ、暴発の影響で光瑠は過去に戻ってしまったのだ。
そう、一言で言うと、光瑠は天才であり、アホなのだ。
過去に戻ってしまった光瑠は、こう考えた。
「え?別に未来に未練もないしこれまで稼いだ金でのんびりと遊んで暮らせば良くね?」、と。蓄えがあるならそんなバカな実験するなと思うこと勿れ、光瑠はアホなのだ。
だが、ここで一つの問題が発生。
なんと…未来で稼いだ通貨は、トリップした時代では使えないのだ。
そんなこと容易に想像できるだろだって?そう、光瑠はアホなのだ。
そのことに気づいた光瑠は焦った。
「え、僕このままじゃホームレス?ヤベェじゃん」、と。
だが、そこで光瑠にしては良い案が浮かぶ。
幸い、光瑠は昔発明した亜空間収納装置(指輪ver)にこれまで発明した数々の道具を収納している。
路地裏を彷徨っていたところで見つけたYOROZU屋⭐︎で、これを使って稼いでいこうと、そうひかるは考えたのだ。
——え、その道具をちょっと売れば稼げるんじゃないのって?そう、光瑠は残念なのだ。
そしてこれは、超ブラックなYOROZU屋⭐︎に所属する光瑠が、どうにかこのブラック企業を抜けて平穏に暮らそうとする涙なし笑ありの物語——