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第33話 ザマァ計画①

走ってきました未踏破Sランクダンジョン

やっばいです。あいつらがちゃんと僕についてこれてるか確認するの忘れてた


まだ配信開始まで5分ある

その間に来なかったら今日はざまぁあきらめて明日実行するとしよう


その場に座る

ちょっといきなり走ったから疲れた


『ったく、いきなり放り込むのやめてくださいよ』


後ろから半透明の総理が近づいてくる

まるで幽霊のようだ


『ははっ、もう享年も近いですしね』

「いやあんた何歳よ」

『60くらいっすね』

「、、、今でもS級くらいの力あるんだし死なないんじゃない?」

『そうだといいですけど、、、あ、あのバカ三人衆きましたよ』

「お、追いつけたか。よかったよかった」


僕よりも感知範囲が広いのは気になるけどまぁそれはよしとしてそれじゃあそろそろ配信を始めよう


今日専用に作った特製仮面を顔につけ、新型のドローン(僕が使っても壊れないよう国開発のヤベェ値段したやつ)を起動する


“お、始まった“

“今日はどこのダンジョンかなぁ?“

“やばい人だ“

探索者ギルド@公式: “誹謗中傷などのコメントは全てこちらで削除させていただきます。開示請求もさせていただくのであまり暴れないようお願いします”

“既になれた探索者ギルドが常連してるチャンネル“

“これがCGじゃないってのを表してるよね、偽物だったら探索者ギルドが進んでコメントのモデレーターするわけない“

“SSS級だしな“


ちらほらとコメントが流れ始める


そういえばさ、なんか気づいたら探索者ギルド公式アカウントがモデレーターに立候補してたから権限つけたけど

よく考えて探索者ギルドの公式アカウントが自分から進んでモデレーター立候補したり毎回開示請求する配信チャンネルってすごいよね

どんだけ不興を買いたくないんだって一般人でもわかるもん


でも、そんなことがわかっていてもバカなことをする人がいるんだよね

例えばあのバカ三人衆とか

それでは先ほど送られてきたバカ三人衆のコメントを見てみよう


“おいおいwwこいつスキルなしの無能だぞ?みんなこんな奴に騙されんなよww“


これは【黙示録】でみたら佐藤が送ってたコメント

僕が配信始めた直後に送られてるね


“今さ、このイキってる無能野郎をつけてるんだけどよ。こいつの正体スキルなしの無能だぞ?これまでの配信全てCGに決まってる。みんなこんな詐欺師に騙されるな“


これはゴンザレスが送ったコメント

僕をつけてるって聞いてびっくりしてる人が何人かいた

だいたい信じてなかったけどつけてるってのは本当なんだよね。無能は嘘だけど


“おい!なんで誰もこいつが無能だって信じねぇんだよ!!考えてみろよ!こいつがなすことなんてありえねぇに決まってるだろ???“


そんでこれが山田のコメント

ありえないに決まってるとか言ってるけど実際にダンジョンが踏破されてるのは確認されてるから信じる人がいるはずもないよね

まぁどうせ後から僕の実力を思い知ることになるからいいよ


と、こんな感じでバカみたいなコメントがちらほらきている

ちなみにこいつらのコメントは残してもらってるけどそれ以外の誹謗中傷コメントは全て削除され配信サイトの運営と協力して開示請求をしているらしい

僕別に誹謗中傷くらいじゃなんともおもわけどね?どっちかというとあの修行の誰もいない時間の方が苦しかったよ

なんどあの修行の時に死んだものか


ま、そんなことは置いといて一旦配信に集中しよう

ちゃんと僕の発言が聞こえるくらいのとこにあのバカ三人衆がきたのも確認したしね


「どうも、ノアです。今回はね、僕の行ってるとある学校の近くのダンジョンを攻略していこうと思うよ。名前は言わない。けどまだ攻略されてないSランクダンジョンだね」


“それ言ったら特定できるやん“

“あんたがほとんどのS級攻略したせいでもう日本にはほとんどS級ダンジョンが残ってないんすよ“

“てか珍しいな。いつもは自分が特定されそうなこと言わないのに“

“なんで“


「ふふふ、まぁそれはいずれわかるよ」


どっちにしろ今日僕は正体を明かすつもりだからね

正体っていうか名前とか個人情報

だってもう後ろでバカ三人衆が突撃の準備してるの確認してるもん

いつもの仮面は破壊不能だけど今日の仮面は破壊可能だからあいつらに破壊させて顔も晒すつもりだし


別に攻撃されなかったら僕も攻撃しないよ?正当防衛正当防衛


「それじゃ、進んでいこうか」


そうして、僕はダンジョンを攻略しに優雅な足取りで進み始めた

何事もなく終わったのは、第2層の攻略まで

いざ、第三層へ行こうと階段を降りようとした、その時


「ああああぁぁぁぁぁ!止まれええぇぇぇぇえ!」


そんな、叫び声がした


誰の声かは想像がつく

思わず顔がニヤけそうになるのを全力で阻止しようとしながら、僕は振り向いた


そこには、攻撃力にして推定A級上位入っているであろう破壊魔法が迫っていた


ーー計画通り


その言葉が脳裏によぎった瞬間、僕は顔のニヤケを阻止するのを諦め、全力で笑ってしまうのだった



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遅れてSorry

でも投稿できたよ、褒めて

あまりにもザマァに向けて描くのが難しすぎる

誰かどんなふうに書けばいいのか教えてクレメンス


ネタ募集(というなのうざいキャラへの嫌がらせ募集)フォームへの案の投稿ありがとうございます

まだまだ募集してるからぜひ投稿してきてね

リンク: https://forms.gle/UQ8DAcitM2MKhtGx5


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