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〈番外編〉二人が一つになる時〈語り・博孝〉

再び、恋人同士になった日から早くも半年が過ぎ、

躯を重ねることに同意してくれた。


『ぁっ……博孝……』


椿紗の口から普段よりやや高い声が出ている。


『気持ちいいかい?』


訊くまでもなく躯は快楽を感じているのがわかる。


『はい、気持ちいいです』


椿紗の言葉で聞きたかったんだ。


『ならよかった。


もっと気持ちよくしてあげる』


僕の言葉の意味を理解していないのは想定内だから問題ない。


そして、椿紗の“いいところ”を何度も突いた。


椿紗の口からはあられもない声が出ていて

それがより一層、僕を刺激した。


トータルで三回した。


最後の方は快楽の海に落ちていたから

椿紗は覚えていないかもね(苦笑)


僕が囁いた言葉も中に出されたことも。


でも、今はそれでいい。


躯を綺麗にしてパジャマを着せた。


僕もパジャマを着て隣に入り、眠っている椿紗の髪を梳きながら

この先、何があっても一生手放さないと誓った。

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