夜、抱き枕に抱きつくようにレイナの体に手脚を絡ませながら、俺はレイナに腰を押しつけている自分に気がついた。
正直、意外だった。まるで他人事のような言い草だが、青天の霹靂だ。
パジャマ代わりにしているスウェットのズボンに片手を突っ込んでみると、ボクサーパンツの前が張っていた。
俺は、レイナの茶色の毛に顔をうずめながらソレをパンツから取り出し、手を動かした。後ろめたさはなかった。
久々だったせいか、俺の中心はすぐに熱を持った。火傷しそうなくらい熱かった。
先の部分が、スウェットの内側の生地に擦れた瞬間、あっけなく
凄まじい快感が、尾骨のあたりから脳天までを駆け上がった。
汚れた手を引き抜いて見てみると、暗闇の中でもわかるほどテラテラと濡れていた。ティッシュで受け止める余裕もなかった。もう片方の手は、レイナの毛に触れていたから。
不意に、レイナが目を覚ました。彼女は鼻をひくつかせ、濡れた手まで辿り着くと、その粘液をぺろりと舐めた。
俺の中心が、また首をもたげるのを感じた。