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3.ホシノ・ダンの名にかけて

======= この物語はあくまでもフィクションです =========

============== 主な登場人物 ================

星野弾・・・かつての地球防衛軍ユニバース警備隊隊員、地球防衛組織ドナルド隊長。

星野えいじ・・・弾の、双子の息子。GIT隊員。

星野はじめ・・・弾の、双子の息子。

星野マリア・・・弾の妻。

坂本幸太・・・暫定臨時自治組織GIT首相。

相田みずほ・・・GIT隊長。

井下透・・・GIT隊員。

畝山金蔵・・・GIT隊員。

越後ひかる・・・GIT女性隊員。

越智裕太・・・GIT隊員。

美作あゆみ・・・GIT女性隊員。

イーヨン・マスクマン・・・国連事務総長。


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2040年4月4日。地球。真鍮国雲海省。星野家。

星野えいじ、星野はじめ。弾の双子の息子は渡されたウルカラアイを目に着けて見て、旧日本の、処刑場の真実を見た。

処刑されようとしていたのは、ハルタン、タタ、セットン、ケムーイ、サラバ、クールド、ワイヤード。詰まり、宇宙人の偽装だった。


一方、その頃。


真鍮国斥候省。週近辺国家主席は、日本占領宣言をしたことが、仕組まれていた事を知った。

「なあ、妖姫賓。もう、お前さん達のチームは、日本攻略の為に要らなくなったんだよね。宇宙人もで攻めて来たことだし、オドロシヤンの要人を手なずけてくれない?」

「用済みは、あんたよ。強欲爺さん。」妖姫賓が顔の前で手を上下すると、顔が変わった。

地球人ではなかった。ピットン星人だった。

週は逃げ出した。

隣の部屋にいたオンナに「宇宙人だ!」と叫ぶと、そのオンナは顔の前で手を上下して、「こんな顔してました?」と言った。

「ぎゃああああああ!!」週は、気絶した。

日本の要人達が「いい思い」をした相手は、皆宇宙人だった。

女性しかいない種族のピットン星人は、ソレを武器にして、宇宙を『開拓』していた。

妖姫賓は、呟いた。

「ガレキング。出番よ。」

真鍮国甘栗省。最も近代化した、真似前麻根。

突然、ビル群の中に、ガレキングが現れ、暴れ出した。

防衛隊であるGITがガレキングの行く手を阻止しようと試みた。


「上空の井下、畝山、越後はナパーム弾投下。続いて、えいじ、美作、越智は3時、6時、9時の方向から同時攻撃!!」

GITバギーに乗った、隊長の坂本は、GITドラゴン、GITリヴァイアサン、GITスワロー、GITクロウに命じた。

だが、ガレキングは、一瞬の後に2体の怪獣になり、電気と炎で全滅させた。

GITの初陣は無駄になった・・・かのように思えたが、炎の中に、まばゆい光と共に巨人が現れた。

巨人は、頭部のウルカラ・ブーメランを放ち、ガレキング2体を倒し、GITの戦闘機を消火した。

彼は後に、ウルカラセブンジュニアと呼ばれることになる。

世界中の人々は、どこからか撮影し、中継された映像に歓喜した。

日本列島は、まるで『核武装』のように『抑止力』となり、世界中の人々は『抗う術』が無いと諦めていたのだ。

イーヨン事務総長は、これでシラス星人と和平交渉が出来る、と安堵した。

しかし、真鍮国中枢部が、宇宙人に侵略されていることを知るのは後のことだった。

―完―


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