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第2話

「蓮華、今おっぱいあげるね!」


待って?!これって…お母さんのあれに触れるの!へへっ

※蓮華は前世の宇宙そらの時にはあんなことやこんなことが大好きなお年頃だったのだ。だが事務所から止められていたので触ることのなかった初めてのものに感動しています。


「蓮華はおっぱいが大好きなのね笑すくすく育ってね!」

「いっぱい飲むんだぞ!たくさん有名になるためにな!」

「どこの事務所がいいかしらね?」

「俺のとこなら優先して入れるかもな…」

「でもアイドルにしたいからね…」


こんだけ話が進んでるということは確定でまた芸能界で働くのか、次は世界でも歌とダンスを届けたいな…


「よしっ!ファンタジー・ステージ・カンパニー(通称:ファンステ)にするのがいいと思う!」

「いいわね!あそこなら子役も扱ってくれてるしね」


え?今ファンステにするのがいいって言った?待って俺が前入っていたやつじゃん。え、またあの事務所?


「じゃあ6ヶ月ぐらいから入所させるか」


          ー6か月後ー

少し言葉が話せる程度となった。普通なら1歳ぐらいからだそうが前世の感覚はやはり残っていたもので歩くこともできてしまっている。聞くことは普通にできるのでニュースを聞いていると…


「速報です。半年前に殺人事件で亡くなったDRAGONWORLDの猪野塚宇宙さんのお別れの会が実施されることになりました。第一部はファンクラブ限定で第二部は一般公開整理券制となっております。第三部は関係者、招待者のみとなっております。」


俺ってこんなに惜しまれてたの…俺も行きたいな自分の葬式。


「まぁま、これいきたぁい」

「宇宙くん好きなのね。じゃあ一般公開の後の第三部の時に行きましょうか。」

「やたぁー」


           ー第三部 猪野塚宇宙お別れの会ー

「代表してDRAGONWORLDの苅野栞太かりのかんたさんにお別れの言葉を言ってもらいます。」


「宇宙。今は天国でライブしてるかな?俺たち小学校からずっと同じだったよな。高校も一緒に卒業したかったな。ライブも世界でやりたかった。俺の心にはずっと残ってるぞ。くうっ ううっ うっうっ、ごめんなさい。まだいっぱい遊びたかった。あそこの居酒屋で二人で酒も飲みたかった。やりたいことしかなかった。もしこれを見てくれているなら俺が二十歳になった時、俺の家に凸ってくれ。待ってるからな。DRAGONWORLD苅野栞太。」


パチパチパチパチ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


「今からはご自由に宇宙と話していいですのでどうぞ。」


俺、いままでありがとう。これからはお前を超えるアイドルになるからっ待っとけよ。

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