庄司卓
SF宇宙
2025年06月26日
公開日
30.1万字
連載中
遠い未来。汎銀河帝国を成立させた人類は、徐々に衰退の道をたどっていた。
戦争こそ人類活性化の近道と考える汎銀河帝国皇帝グレゴールは、故意に無意味な戦争を起こし、
銀河系を戦乱の渦へたたき込んだ。また自分の後継者も数十人の子供を争わせて実力で勝ち取らせようとしていた。
戦乱で故郷を失い辺境へ逃れてきた少年アルヴィンは、自分と瓜二つの皇子ミロを助け、二人の間には友情がはぐくまれた。しかしミロは謎の病で世を去る。
アルヴィンに自分の名前と願いを託して……。
「ミロという名前は君が使え。アルヴィン。皇帝になれば、この無意味な戦いを終わらせる事が出来る。きみにはそれだけの力がある……!」
銀河系から戦争を無くすという友の、そして自分の願いを叶える為、アルヴィン・マイルズは、汎銀河帝国第13皇子ミロ・ベンディッドとして、貴族と市民階級の争いが絶えない帝国学園に転入するのだった。
#本作品は2017年にファミ通文庫より発売された『我が偽りの名の下へ集え、星々』の修正版になります。
その後2022年にカクヨムに掲載したものの転載となります。内容的にはカクヨム版と大差ありません。
閲覧の際にはご注意ください
第三章まではファミ通文庫版に微修正を加えたものになります。第四章からファミ通文庫版未収録分になります。
ファミ通文庫版をお読みになられている方は、第四章から読んでも差し支え有りません。
こちら、ファミ通文庫版刊行時に作成した解説ブログになります。
https://blog.goo.ne.jp/milo-venditte
詳細な設定などの解説をしておりますが、ネタバレもありますので閲覧は自己責任でお願いします。
内容についてはファミ通文庫版準拠です。
第1章:少年の名はミロ。偽りの皇子
01-01:「このミロ皇子が許可する」