『ネコが見た滅びた日本』
【作者名】
刈部三郎
人類が消えた未来、唯一動くカメラが記録するのは、一匹の猫の旅。
日本の終わりを見るネコ。
文明が滅びた未来都市。
人類が消えた未来。
唯一動くカメラが記録するのは、一匹のネコの旅。
ネコの視点で語られる、人間の残した都市の風景、記憶。
そして「終わり」に向かう世界の姿とは?
人間が消えたあとの廃墟の都市を、ネコが歩き回る。
崩れたビル、草が生い茂る道路、動かなくなった電車——
その中に猫だけが生きている。
【目次】
1. まえがき
2. 人間がいない日本
3. 新宿、渋谷、秋葉原
4. 鶯谷、上野
5. 見えない存在
6. 沈黙の街と水の音
7. 記憶の欠片
8. 日本の終焉
9. 最後の言葉
10. 僕が見た世界と読者への手紙
11. あとがき