血のないところに血煙は立たない ~世紀末美少女吸血鬼はXanaduの夢を見る~
たけりゅぬ
現代ファンタジー異能バトル
2025年08月20日
公開日
12.3万字
連載中
吸血鬼が世界を支配し人外や魔物が跋扈する世紀末。
先の大災疫で人類が激減する中、巨大テーマパークも廃墟と化したネオワンガンに
最強ラダー(特殊技)の使い手、美少女戦闘吸血鬼の京藤クルミがシンデルカモ城から睨みを利かせていた。
ある冬の銀河が美しい夜、クルミは違法人間狩りゲーム「マンスターハンター」の獲物(スター)にされた男子高校生のガオくんを救いシンデルカモ城に誘う。
家なし親なし彼女なしのガオくんは煌びやかなお城でのスローライフを思い描いたが
クルミとの同居生活は血煙立ち上がる闘いの日々だった。
京籐クルミはガオくんを従えて
猛者たる戦闘吸血鬼や人類に取って代わらんとするAI相手に無双して
シンデルカモ城に君臨しネオワンガンに覇を唱えることができるのか!
【この作品に登場する魔物・人外】
・大本の吸血鬼(おおもとのきゅうけつき)
6本ある吸血鬼係累の最上親6人・基本最強。めったに現れない。
クルミのママ、猫実マハは中でもダントツの強者
・戦闘吸血鬼(せんとうきゅうけつき)
大本の吸血鬼から派生した吸血鬼。派生が早ければ早いほど強い。
クルミとまひるは、猫実マハの最初の係累子なので、実力は大本の吸血鬼に肉薄する。
京藤クルミ(シンデルカモ城主)、夜野まひる(ウルトラマリンブルーの戦慄)
坂倉アイル(ラーメン屋店主)、張能サヤ(旧カサイリンカイ公園のガーディアン)
・ただの吸血鬼(ただのきゅうけつき)
大本以外から派生した吸血鬼
赤坂ともか、如月ののか、他いっぱい
・素魂喰い(すだまくい)
血でなく素魂を食べる吸血鬼の亜種。海洋生物由来が多い。
高梨ダイゴ(ウバガメ由来)、高梨うた(タチウオ由来)
・宿狼(しゅくろう)
ひとつ前の前世が獣だった半獣人。前世読みのオオカミの配下が一大勢力を誇る
オオカミ、クイーン・ヌー・アリクイ、マレーバク、ネコ
・人でなし(ひとでなし)
人を襲って肉を喰らう最下位の人外。嫌われ者。
・ガオくん(がおくん)
オオカミの勘違いから「蠅の王」とあだ名されている。
どうやら人外らしいが、謎。