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第14話

私はそれから、彼のリムジンの後部座席に乗り込み、都内・港区白金のタワーマンションに着いた。


専用のエレベーターに乗り、上ったのは最上階、いわゆるペントハウスという奴だ。


高級住宅街白金のタワーマンションなんて、よほどお金を持っている人じゃなきゃ住めないだろう。

1億円ならすぐに用意できる、と言った彼の言葉に嘘は無かった。


だけど…

何かが私の中で引っかかっていた。


それが何かは分からないけれど…


だだっ広いリビングに通され、私はどのソファに座るべきか悩んでいた。


「お好きな所にどうぞ。笑


もうすぐシェフが来て昼食を作ってくれますから、ちょっと待っててくださいね。

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