水城怜生
恋愛現代恋愛
2025年10月22日
公開日
1.1万字
連載中
音を失った彼女と、言葉で音を聴く彼。
“音のない音楽”がふたりの心をほどいていく、
静かで優しい恋の物語。
音に怯え、静寂に救われる司書・柊結芽。
そして、本の言葉から“音のない音楽”を聴き取る会社員・芹沢悠真。
図書館の静けさの中で交わされる小さな会話が、固く結ばれた心の結び目を少しずつほどいていく。
派手なドラマはない。ただ、言葉が旋律になり、沈黙が伴奏になる。
読後、世界の音が少しやさしく聴こえる――そんな恋と再生の物語。
『羊と鋼の森』『そして、バトンは渡された』の余韻が好きな人。
静かな会話で泣ける恋が読みたい人。ページを閉じたあと、世界の雑音が少しやさしく聴こえる物語を求める人へ。