婚約破棄から始まる契約結婚~超エリート御曹司は、実は私を十年も密かに片思いしていた!
firework
恋愛現代恋愛
2025年12月24日
公開日
3,468字
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七瀬琴葉と羽柴律は14年来の知り合いで、7年間愛し合ってきた。
挙式の当日まで。
彼は初恋の女性を抱えて急いで去り、琴葉を婚宴の席に取り残し、すべての賓客の好奇の目にさらした。
琴葉はウェディングドレスを引き裂き、その場で婚約破棄を宣言した。
しとしとと降る雨の中、伝説の月島グループの実権者が傘を差し出した。
「私と契約結婚してください」
七瀬琴葉は羽柴律なしではいられない。
別れと婚約破棄を告げた時、羽柴律の親友たちは彼女がいつ戻ってきて仲直りを懇願するか賭けていた。
しかし琴葉は果断に月島湊斗と結婚した。
再会した時、羽柴律は七瀬琴葉を宴会場の隅に追い詰め、目を赤くして言った。
「琴葉、俺を捨てないで」
月島湊斗は一歩前に出て、七瀬琴葉を胸に抱きしめ、低い声で言った。
「羽柴律、琴葉は僕の妻です」
誰もが七瀬琴葉と羽柴律が14年来の知り合いで、7年間愛し合ってきたことを知っていた。
しかし、月島湊斗も密かに七瀬琴葉を10年間愛していたことを知る者はなかった。
琴葉が幸せでなくなるまで、月島湊斗は琴葉を默默と守ることは、ただ彼女が傷つくのを見守ることしかできないと悟った。
だからこの瞬間から、彼はもう引き下がらない…
婚約破棄?ありがとう。
でなければ、どうして東京中の女性が憧れるあの男と結婚できたでしょう?