人鳥迂回
ホラー都市伝説
2025年12月18日
公開日
5.4万字
連載中
第一章
東京に構えられた『なんでも屋サークル』。
アルバイトに入っている鏑木空穂が勝手に受けた依頼『尻尾が2つに分かれた猫を探してほしい』。一人で依頼を受けた空穂を心配した社長が様子を見に行くと首が無くなった空穂の死体が転がっていた。それを見て社長は呟く。『今回は長持ちしなかったね』と。
第二章 『神と少女と魔術師と』
新潟県に出張に行く社長。その先では神社を守る『神守』の家系が待っていた。そこにある神社を代々守ってきたが、孫である少女が継ぎたいという。それを見極めて欲しいと頼まれそれを了承するが、その少女は神に魅入られており社長は邪魔者となってしまうのだった。その神社には秘密が隠されており……?
その頃事務所のある街でも色々なことが起こっておりゲティも女子高生ズも東奔西走していく。
第三章 『その呪いは誰が為に』
ついに揃った何でも屋サークル、通称魔術会社サークル。テレビから流れるオカルト番組に出演している科学者から依頼が。
呪いの解明に一度足を踏み入れた時、そこから呪いが広がっていく。
空穂の死の謎。
コトリバコの伝承を面白半分で調査する配信者。
そして酸塊八重の呪物師としての力。
更には解決できない呪い。
果たして社長は役に立てるのか!?
第四章『深く混じって"愛"対して』
魔術資格証の期限が切れ、無免許で魔術を行使していた社長。更新する必要があり、魔術管理局へ向かうことになる。
そこで出会ったのは、顔なじみの錬金術師と彼をパパと呼ぶ高校生。高校生の方はゲティの過去と因縁があるようで敵意をむき出しにしている。
『その女は両親を殺した』と突き付ける彼女に誤解だと告げるも聞き入れてもらえない。 一方で社長は錬金術師とある会話をしていた。『賢者の石の研究をしていないよね?』。
錬金術と喚起術が交わったとき、そこで何をしていたのか明かされる。
第五章『過去が笑い、現在は傍観し、未来は叫ぶ』
事務所に突如として現れた妖怪使いシャーロット・ジュールダン。現代妖怪を使役する彼女は件の力により、サークルの面々が神と対峙する予言を受ける。昔馴染みであるため彼らに助言をしようとするシャーロットだが……。
妖怪『獏』の力により記憶を整理し、魔術の質を高めるために夢の世界へと導かれる魔術師たち。過去に何を見て未来に何を移すのか。