心木アキラ
ゲームゲーム世界
2025年12月21日
公開日
3,562字
連載中
アジアの地底湖で発見されたポータルの向こうは、秩序を乱す者は弾かれ、男女の力の差もなくなるファンタジーMMORPGのような世界だった。
この新世界に第三世代として移住してきたレーニャは、過去の苦い経験からパーティーを組むことを避け、レベル1のネクロマンサーのまま最初の町で1年以上を過ごしていた。アルバイトで生計を立てる傍ら、荒れ果てていたネクロマンサーの施設をボランティアで管理していたところ、ある日、誰も見たことのない人型サーバントを発見してしまう。
「俺はレーニャさんへのご褒美なんだから、昼も夜も働かせて、レーニャさんは楽に暮らせばいいんだよ」
はたして彼は本当にご褒美だったのか? 時を同じくして各地で解禁された新要素との関連は?
彼との二人旅なら、いつでも関係を断って元の生活に戻れる。そんな軽い気持ちで冒険を始めてみるレーニャだったが、人型サーバントを譲ってほしいという別のネクロマンサーが現れたことで、二人の関係に転機が訪れる。
――この悪人のいない世界で一番危険なのは私のサーバントかもしれない。
何事にも執着しないネクロマンサーと、少しは執着してもらいたいサーバントの物語。