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家政婦と呼ばれた私が、実は超名門令嬢だった件
家政婦と呼ばれた私が、実は超名門令嬢だった件
Michiko Satake
恋愛現代恋愛
2025年12月24日
公開日
3.8万字
連載中
孤児として育った飯島徳子は、恋人・中本俊彦に5年間献身的に尽くした。 彼が難病と偽り、彼女の貯金を搾取していたことを知ったのは、彼が実は財閥の御曹司で、 復帰発表の記者団を引き連れ「家政婦に過ぎない」と彼女を公開侮辱した日だった。 傷心の徳子は、街の屋台で再会した高校時代の初恋・安藤学に雇われる。 彼は優しい雇主だったが、実はAD不動産の社長で、10年間彼女を探し続けていた。 学の助力で、徳子は日本の名門・飯島家の失踪した令嬢と判明。一転して財閥の相続人となる。 一方、没落する中本家。俊彦は後悔に苛まれ、狂気の末に徳子を拉取するが失敗。 学の守りの中で、徳子は傷を癒し、自らの力で百貨店グループを継ぐ道を歩み始める。 やがて学との結婚、そして妊娠——すべてを失ったと思ったあの日から、 彼女はついに、運命が奪った人生を取り戻す。 「あなたが捨てたこの石ころ、実は最高の宝石でした」

第一話 十二台の黒い高級車

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