MITで博士課程の私に一度も会いに来なかった彼氏は、二年間ずっと妹とボストンで会っていたので――迎えた結婚式、新婦不在
ぽここ
恋愛現代恋愛
2026年01月04日
公開日
2.9万字
連載中
私は二年間、毎月ボストンから東京へ飛び、婚約者の降矢隼人に会いに帰っていた。
それなのに彼は「会社が忙しいから」と言い、一度たりとも私に会いに来なかった。
結婚式前日、台場で偶然目にしてしまった――
彼が、私と同じ父を持つ異母妹に跪き、プロポーズする光景を。
さらに二人が密かに企てていた「結婚式当日の略奪婚」計画。
彼の言葉は、十年分の愛を粉々に打ち砕いた。
結婚式当日。教会は満席――だが、花嫁の姿はなかった。
私はすでにボストン行きの飛行機の中。
そして、花嫁を奪うはずだった介添え役の“略奪劇”は、ただの笑い話となった。
五年後――
私はノーベル賞を手にし、ハーバード大学教授夫人として帰国する。
一方の彼は、コンビニで夜勤をしながら、テレビ越しに私を見ている。
人生で最高の復讐とは、
あなたよりもずっと幸せに生きること。