継母と家族に意外妊娠を理由に「死ね」と言われた私に、年上の豪門社長が片膝をついてプロポーズしてきた
銀河コンビニ店員
恋愛現代恋愛
2026年01月06日
公開日
4.3万字
連載中
白石蛍、21歳。
その年、彼女の人生は底まで堕ちた。
母が亡くなって五年。父が再婚してから、彼女は家の中でいちばん“いらない存在”になった。
継母には疎まれ、義妹にはいじめられ、6㎡の古びた賃貸アパートだけが、彼女の唯一の居場所だった。
そんなある日、事故のように――彼女は妊娠してしまう。
妊娠検査薬に浮かぶ二本の赤い線は、まるで判決文のようだった。
堕胎するお金はない。手術には家族の同意が必要。それなのに、子どもの父親の名前すら分からない。
人生は、もう終わった。そう思ったそのとき――コンビニの前に、一台の黒いベントレーが停まった。
かつて優しく彼女を助けてくれた、あの男が、再び現れたのだ。
「子どものことは、俺が責任を取る。今日から、俺と一緒に住め」
彼女は、ただの遊びだと思っていた。
――あの日までは。
義妹が薬を盛り、彼女を流産させようとしたとき、彼は一晩で手を回し、加害者に懲役十年の判決を下させた。
元婚約者が彼女の出自を嘲笑したとき、彼は人前で言い放った。
「彼女は、俺が選んだ妻だ」
誰もが「彼女は彼にふさわしくない」と疑ったその夜、東京タワーの頂で、彼は片膝をついた。
「氷室蛍になる覚悟はあるか?」
その瞬間、白石蛍は理解した。――この男は、本気だ。
コンビニで働く少女から、氷室グループの若奥様へ。
世界中から蔑まれていた彼女は、たった一人の男に、命がけで愛される存在になった。
彼女の人生は、彼と出会ったことで、地獄から――天国へと変わったのだ。